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最終更新:2008年4月7日(月) 12時55分

文科省汚職、五洋建設が天下り受け入れ

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 文部科学省をめぐる汚職事件で、贈収賄の疑いで逮捕された2人が知り合った数年後に、贈賄側の勤務先だった建設会社が国立大学の元施設部長の天下りを受け入れ、その翌年、この大学の工事を受注していたことが新たに分かりました。

 この事件は文科省の前文教施設企画部長・大島寛容疑者(59)が、「五洋建設」の子会社顧問・倉重裕一容疑者(58)から情報を漏らした見返りに、現金およそ50万円を受け取ったとして警視庁に逮捕されたものです。

 倉重容疑者は、五洋建設の社員だった10数年前に大島容疑者と知り合いましたが、その数年後、五洋建設が東北大学の元施設部長の天下りを受け入れていたことが新たに分かりました。五洋建設は天下りを受け入れた翌年、東北大学が発注するおよそ18億円の建設工事を受注していました。

 また、この元施設部長は文科省の元幹部だけでつくる「文施OB会」という団体のメンバーで、五洋建設は、この団体の名簿に広告を掲載していました。

 警視庁は、こうしたOB組織が工事の受注に関与していた可能性があるとみて調べを進めています。(07日12:23)



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