Top > 内田恭子さんが考える“愛”のカタチ

昨年末、『内田恭子のやさしいおもてなし』を発表した人気フリーアナウンサー・内田恭子さん。 初めての著書が“おもてなしハウツー本”になった背景には、彼女の国際的なバックグラウンドと、“愛の心”にありました。

ミリタリージャケット \29,400/アルアバイル、ショートパンツ \14,700/ルル・ウィルビー、ブレスレット \14,700/ラダ(お問い合せ:すべてアルアバイル 03-5739-3423)

1.ゲストを楽しませることが第一

●おもてなし本を執筆するきっかけは何だったのでしょう。

ドイツとアメリカで育ったせいか、もともと人を自宅に呼ぶのも、誰かの家に招かれるのも大好きなんです。特に結婚してからは、友人を自宅によく招くようになりました。どうすればゲストが楽しんでくれるかを何よりも先に考え、試行錯誤しているうちに、自分なりのおもてなしアイデア、お料理のレシピなどを本にして表現したいと思ったんです。たくさんの方々に参考していただければいいなと。

●内田さんがおもてなしをするときのこだわりとは?

細部にまで気を遣うことですね。おもてなしといっても、お料理だけスペシャルであればいいというわけではありません。テーブルコーディネートはもちろん、BGMやルームフレグランス、食後に楽しむDVDもセレクトして、ゲストに喜んでもらえるように工夫することが大切なんです。『内田恭子のやさしいおもてなし』にも、私なりのアイデアが書かれていますので、ご覧になってみてください!

●おもてなしの際に、今一番気を遣っていることは何ですか?

近頃は、お料理を盛り付ける器に気を遣っています。器によって、同じお料理でも見え方やイメージがガラッと変わるんです。世界的な陶芸家・内田鋼一さんの取材をさせていただいたことがあるのですが、彼に出会ってそのことに気が付きました。デパートなどでも今まで興味がなかった食器売り場に、つい足を止めてしまうくらいなんです。現在ハマッているのは、和の食器ですね。

『内田恭子のやさしいおもてなし』

内田さん的、ホームパーティーにおけるおもてなし術をきれいな写真とともに紹介。内容はお料理レシピから、BGM、食器、テーブルに飾るプリザーブド・フラワーなどに至るまで、幅広く網羅。誌上ブログや、撮影時のメイキングも収録されており、読みごたえもたっぷり。
ワニブックス \1,500(税込)

内田恭子のやさしいおもてなし

2.“愛”こそすべてです

●ホームパーティーでは、どんな話題を?

その時々によって旬な話題はありますが、私は読書が大好きなので友人に本をすすめることがあります。最近では、ニコラス・スパークス著の『きみを想う夜空に』にとても心を動かされました。主人公のジョンとサヴァナは、出会ってすぐに恋に落ち、ピュアな2人はその想いが永遠に変わることがないと信じていました。しかし、軍人のジョンには任務があり2人は離ればなれになってしまいます。そこから大きな事件があって、結局別れることになるのですが……。それから先はぜひ読んでみてください(笑)。

●どんなところに感動なさったんですか?

とにかく純愛ストーリーなんです。この本を読んでいると、“愛”こそ人を成長させてくれるものであり、今まで見えなかったものにも光を当ててくれる……ということに気付かされるんですね。私にもピュアな恋愛経験がありますが、私は常に好きな人と一緒にいたいタイプなので彼らのひたむきさには感動しましたね。

●この本は、世界的ベストセラーになったんですよね。

そうですね。しかも男性からの支持が高いと聞きました。多くの人が、日々の忙しい中でも“愛”を持って生きていきたいと感じている証拠だと思います。“愛”って、恋愛以外にも家族愛とか友人への愛とか、その形はさまざまです。愛はみんなが持っているものだし、私は愛情豊かな人ほど素敵だと思います。人の愛によって、心は温かくなるものですから。私のホームパーティーのおもてなしも、ゲストへの愛情があってこそさまざまなアイデアに繋がっています。1冊の本にまとめあげることができたのも、“愛”があってこそなんです。

『きみを想う夜空に』
ニコラス・スパークス(著)、雨沢 泰(訳)

2006年にアメリカでベストセラーとなった人気恋愛小説の邦訳。著者は、『きみを読む物語』で一躍人気作家となったニコラス・スパークス。男性視点の恋愛を書かせたら右に出るものはないといわれる、スパークスならではの泣かせる文章に注目したい一冊。
エクスナレッジ \1,575(税込)

『きみを想う夜空に』

3.作家、内田恭子!?

●今後、書籍を執筆なさる予定は?

エッセイやショートストーリー、絵本もいつか書いてみたいです。アナウンサーとして、今まで口で伝えてきましたけど、書いて伝えることは読み手の心に残ります。ただ、文章だと表現次第できつい印象を与えてしまったり、意図していることと違うように伝わってしまうことがありますよね。そこを考えながら書くことが、今の私の課題でありチャレンジです。


Photo: Kazumi Niimi
Styling: Chisato Goto (CAB)
Hair & Make-up: Hiroe Takada (HAPP’S.)

PROFILE
Kyoko Uchida フリーアナウンサー
1976年、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。慶応義塾大学商学部卒業後、フジテレビに入社。「ウッチー」の愛称で親しまれ、スポーツやバラエティ番組などで活躍する。2006年、結婚を機に同社を退社しフリーに。現在はテレビ、ラジオ、雑誌連載などマルチに活動中。
オフィシャルサイト http://www.kyokouchida.com
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