甘利明経済産業相は5日、地球温暖化防止策の一環として、家庭などで使用される白熱電球を2012年までにすべて、電力消費量の少ない蛍光ランプに入れ替える目標を打ち出した。強制力はなく、国民に広く理解を求めるとともに、産業界に蛍光ランプの性能向上を要請するという。
北海道・洞爺湖で開かれた「地球温暖化問題に関する懇談会」で表明した。
蛍光ランプの消費電力は白熱電球の5分の1程度で、すべて入れ替わることで相当量の温室効果ガスの排出削減につながるという。【平地修】
毎日新聞 2008年4月6日 東京朝刊