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4月7日のながさきニュース
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長崎新聞
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県内研修医の初研修スタート 充足率46・1%医師確保難しく
 | オリエンテーションに臨む研修医=長崎市、長崎大医学部 |
今春、医師免許を取得した研修医の初期研修が一日から県内でもスタートした。県内の研修病院十五カ所の募集定員に対する研修医の充足率は46・1%で、医師確保の難しい状況が続いている。
二〇〇四年から導入された新医師臨床研修制度は、二年間で複数の診療科を経験する初期研修を義務化。研修先は研修医と病院双方の希望の組み合わせによる「マッチング」で決まる仕組みになった。県内全体の募集定員は百五十四人で、七十一人の受け入れが決まった。
長崎大医学部・歯学部付属病院(長崎市、江口勝美病院長)では九十人の定員に対し、最終的に三十四人が入った。
一日は同大医学部良順会館で、新規採用した医科、歯科の研修医、看護師、薬剤師らの合同オリエンテーションがあり、江口病院長は「一日も早く職員として活躍することを期待している」とあいさつ。平野明喜臨床教育・研修センター長は「研修医といえども患者からは他の医師と同じように扱われる。いろんな経験をしてほしい」と激励した。
同大医学部卒の廣瀬めぐみさん(24)は「長崎生まれの長崎育ち。都会に出ることも考えたが、やはり地元に貢献したかった。早く専門を決め、目標を持って研修に臨みたい」と話していた。
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