消防機関が重症患者(入院3週間以上)を救急搬送するため2カ所以上の医療機関に受け入れ照会した事例が、2007年に岡山県内で計1077件に上っていたことが、県の調べで分かった。総件数(7715件)の13.9%で、照会が9カ所の例もあった。
受け入れ拒否のケースも多く含まれているとみられ、救急医療体制の深刻な実態が浮き彫りになった。
救急搬送患者の受け入れ拒否問題が浮上する中、消防庁が全都道府県に調査を要請。県は今年、県内14消防本部・消防局のうち記録が残っていた笠岡地区消防組合消防本部など11機関を調べた。
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