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USB機器も利用できるフリーの仮想PC作成・実行ソフト「VirtualBox」別のPCから「リモート デスクトップ接続」経由で仮想PCを利用する機能を備える
「VirtualBox」は、インストールしたPC上に仮想的なPCを作成し、別のOSを実行できるソフト。仮想PC作成・実行ソフトはマイクロソフトも「Virtual PC」を無償で提供しているが、本ソフトは「Virtual PC」が対応していないUSB機器を利用できるうえ、独自の機能も備えている。 仮想PCの作成はウィザード形式で行え、各種WindowsやLinux、FreeBSDなどインストールしたいOSを選択すると、仮想PCに割り当てるメモリやHDDのサイズを自動設定してくれる。ユーザーが直接サイズを指定することも可能だ。 仮想PC上では、USB機器に加えネットワークやサウンド機能も標準で利用できる。また仮想PC上でFD/CD-ROMドライブを利用するには、本ソフトを実行している“ホストPC”上のドライブを割り当てるか、FD/CD-ROMのイメージファイルを指定すればよい。そのほか、仮想PCのディスク・メモリ状態を任意の時点で保存しておき、あとから保存した状態へ“巻き戻す”ことができる“スナップショット”機能を備えている。 さらに、仮想PCへWindowsまたはLinuxをインストールした場合は、仮想PCと“ホストPC”間でマウスカーソルをシームレスに移動させたり、“ホストPC”上の任意フォルダを仮想PC上のネットワークドライブに割り当て、ファイルを共有する機能を追加できる。 そのほか本ソフト独自の機能として、LAN上などの別PCから、Windows標準の「リモート デスクトップ接続」を利用して仮想PCへ直接接続できる。別PCにはクライアントソフトなどをインストールする必要がなく、手軽に仮想PCを利用できて便利だ。
【著作権者】InnoTek Systemberatung GmbH
□VirtualBox (中村 友次郎)
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