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平和や無病息災を祈って、矢を放つ伝統行事「歩射祭」が、福岡市の住吉神社で行われました。
住吉神社の境内では、けさ10時から「歩射祭」が行われ、氏子などおよそ40人が参加しました。
射手を務めるのは、福岡市弓道連盟の宮本貞雄さん。
えんじ色の直垂姿で弓と矢を手にした宮本さんは、裏鬼門にあたる南西の方角に用意された巻きわらに向かって、大きな掛け声とともに2本の矢を放ちました。
歩射祭は平安時代の878年、朝鮮半島の新羅の海賊が日本を襲撃するとの情報を聞いて、当時の陽成天皇が住吉神社に勅使を派遣し、祈願させたところ、無事だったとの言い伝えに基づく神事です。
毎年この日に境内で行われ、平和と無病息災を祈願しています。
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