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確かに、映画「靖国」が、一部の議員の発言がきっかけで、次々と映画館で上映中止になるといった、とんでもない出来事が起こった。僕は読売新聞に「日本の恥だ」とコメントを出した。朝日、読売新聞はこの件について比較的大きく報道しているようだ。今度の「サンデープロジェクト」では、監督を呼んで、この問題を扱うつもりだ。もちろん映画の映像も流す。映画館で上映されなければ日本人が映像を見られなくなってしまうので、僕の番組で流すつもりだ。

変わり行く中国を実感

このように日中が越えなければならない壁はまだまだ高い。だが、こうした壁はいつまでも高いままではない。現に中国は確実に変わってきている。

今回北京を訪問して、街がきれいになったと感じた。人々の生活が豊かになっているのだ。北京市内のホテルに滞在し、討論もホテルで行ったのだが、ホテル内のレストランもカフェも満員だった。しかもその客はみな中国人だ。僕は、ジャカルタやバンコクにも国際会議などで訪れるが、そういった都市でレストランを利用しているのは外国人ばかりだ。北京では、北京の人間が気軽に入っている。農村部などではまだ問題もあろうが、確実に国が豊かになっていると感じた。

これはプーチンが言っている言葉だが、「衣食足りて礼節を知る」。まず豊かにしていかないと民主主義も芽生えてこない。逆に豊かになれば共産主義が通用しなくなる。それには体制も逆らえない。

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