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今、中国政府は非常に国民の反応を気にしている。インターネットには情報がばんばん流れ、政府の批判も平気で出ている。ある時間が経つとそのような内容の書き込みは政府が消していることもあるのだが、これもいたちごっこだ。統制を続けていくことはもはや不可能な時代なのだ。そして、今回のオリンピックが、まさに中国にとっては正念場になる。政治色が少しでも出てきたら、中国は世界から孤立して、胡錦濤政権は崩壊する。そこは中国も重々承知しているはずだ。

変わり行く中国を常に確かめ、日中の壁を取り払っていくためにも、この日中ジャーナリスト交流会は来年も再来年も続けていくつもりだ。

田原 総一朗(たはら・そういちろう)

1934年滋賀県生まれ。早大文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリーランスのジャーナリストとして独立。1987年から「朝まで生テレビ!」、1989年からスタートした「サンデープロジェクト」のキャスターを務める。新しいスタイルのテレビ・ジャーナリズムを作りあげたとして、1998年、ギャラクシー35周年記念賞(城戸賞)を受賞。また、オピニオン誌「オフレコ!」を責任編集。2002年4月に母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたっている。

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