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【愛知】

「増やすべきだ」85% 名古屋市が路上禁煙地区調査

2008年4月6日

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 路上でたばこを吸った人から罰金を徴収する名古屋市内の路上禁煙地区(名古屋駅・栄・金山・藤が丘)を「もっと増やすべきだ」と答えた市民が85%に達することが、市のアンケートで分かった。

 調査は2月中旬、市民モニター500人を対象に、インターネットで実施した。喫煙者の割合は12%だった。

 4カ所の路上禁煙の指定地区を「増やすべきだ」と答えたのは非喫煙者で90%を超えたが、喫煙者に限ると52%だった。罰金を取ることについても、87%が「必要」と答えた。

 路上禁煙地区で、喫煙者や吸い殻のポイ捨てが減ったと答えた人は、それぞれ66%と、63%。同地区で喫煙者が増えた、と感じている人はゼロだった。

 路上喫煙で罰金処分を受けたのは、昨年4月に590人。その後、減少傾向で推移し、今年1、2月に初めて300人台になった。

 違反者から罰金を徴収し始めた2006年7月の前後で比較すると、歩行者のうちたばこを吸っている人の割合を示す喫煙率は0・6%から、0・09%に低下。目標の0・1%以下を達成した。

 禁煙地区で朝のラッシュ帯の後に見つかった吸い殻の数は、446個から、137個に減った。ただ目標の55個以下には至らず、市は「もうひと息。携帯灰皿の普及に努めているが、最後はマナー向上に期待するしかない」と話す。

  (白石 亘)

 

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