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ロンドンで聖火リレー開始、沿道では激しい抗議行動

4月6日21時48分配信 読売新聞


 【ロンドン=本間圭一】ロンドンで6日、北京五輪の聖火リレーが始まった。

 沿道では在英チベット人らが抗議行動を起こし、聖火を消そうと消火器を使ったり、トーチを奪い取ろうとしたりする過激な抗議行動が相次ぎ、同日午後までに25人が拘束された。中国と英国の警備要員はランナーを二重三重に囲みながらリレーを続ける緊迫した事態となった。

 5大陸21都市を巡る聖火は今回初めて、中国政府のチベット問題への対応に批判的な西欧諸国に渡った。

 聖火リレーは6日午前、北部ウェンブリー競技場を出発。南部グリニッジまで約50キロ・メートルのコースのうち、「英国チベット協会」などの民間団体は3か所に陣取り、中国当局に殺害されたというチベット人の遺体の写真を掲げながら、「チベットに自由を」などと連呼した。トーチを奪い取ろうとするなど、強硬手段に出た活動家らが、後ろ手で次々に警備要員らによって拘束されて行った。

 リレーでは、スポーツ選手ら約80人が自ら走ったり、バスなどに乗ったりして聖火をつないだ。この中で注目されたのが、対中関係を配慮し、首相がランナーを迎え入れた首相官邸前だ。官庁がひしめくホワイトホール通りの両側に中国系住民とチベット側のデモ隊が陣取り、「中国五輪、万歳」「中国よ、恥を知れ」などと怒声を浴びせ合い、騎馬警官が接近したデモ隊を排除する事態となった。

 聖火は7日、英国よりも中国批判を強めるフランスに渡る予定。

最終更新:4月6日23時3分

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