水島総監督作品「南京の真実」を観た私の感想
January 31, 2008
1月25日に、水島総(みずしま さとる)監督作品「南京の真実」の試写会が有楽町よみうりホールで行われるということで、行ってきました。
40分間だけ中に居ました。それ以上、映画を見続けることは、私にはできませんでした。よみうりホールをひとり急いで出て、とにかく旨いラーメンでも食いたい!そんな気持ちになりました・・・自分は築地方面へと向かいました。
水島総監督の「南京の真実」という映画をひと言で表現するならば、自分の期待に反して、無理やり食べたくもないインスタント・ラーメンを食べさせられた・・・そんな感じでした。粉末スープで味付けし、即席揚めんを熱湯でふやかした・・・フェイクでむなしい味。ひと口、ふた口食べたところで思い切って止めた・・・それに似ているかと思います。
私は思います。水島さんは、どうして一度も南京に行ったことがないんですか?南京の映画を作るならば、一度は南京まで足を伸ばし、70年前に日本軍が行軍した同じ道を辿り、南京城の城壁の石を自分の手で触り、南京の市民の人々に話しかけ、70年前に南京までやってきた日本兵の気持ちに思いを馳せる・・・南京の街角で茶でも飲みながら、自分の中に湧きあがってくるインスピレーションをじっと待ち、そしてシナリオについての思索を練る。それって劇映画であろうが、ドキュメンタリーであろうが、芝居であろうが、ものづくりの基本中の基本。「いろは」の「い」じゃないんですか?(怒!)刑事さんに例えるならば、犯行現場とされる場所をつぶさに歩いて回る・・・それって基本じゃないですか。
私は思います。テッド・レオンシスとグーテンダークの映画「南京」。水島さんは、どうして一度も観たことがないんですか?昨年1月のサンダンス映画祭で公開され、その後、アメリカ各地の映画祭を転戦しながら上映してきました。1年間、水島さんは何してたんですか?そもそも、水島さんが「南京の真実」を製作しようと思い立った、そのきっかけとなった作品じゃないですか?「これは仕掛けられた情報戦である」と叫びつつ、相手の情報さえ入手しようとしない。失礼ですが、情報戦という意味、どこまでわかっているのですか?70年前の事件を検証する?いま現在、起きている事も検証できず、どうして70年前のことが検証できるのでしょうか?(怒!)
私は正直に申し上げて、水島総監督作品「南京の真実」には、非常に浅薄な付け焼刃的な印象を持ったわけです。いま水島さんは言っています。「南京の真実」の映画2部、3部を作るんだと、そしてさらなる寄付金をお願いしますと言ってます。おそらく、私は今後、チャンネル桜に関連する人たち、水島総さんに対して熱いシンパシーをお持ちの方たちから激しい非難や中傷を受けるでしょう。しかしながら、私にとって、水島総さんご本人の名誉より、「日本軍の南京における汚名を拭い、いまの日本人の名誉を守る」ということのほうが、私にとってはよほど優先的な課題なんです。ですから、私は、あえて「王様は裸だ!」と言った無垢な子供になります。
私は映画「南京の真実」製作委員会に提言します。「南京の真実」2部、3部では、他の若手の監督を探してください・・・。水島さんじゃ駄目です。
Please check 「南京の真実を言えば相手は理解する」日本人の勝手な思い込み。
TAMAGAWABOAT
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追記:コメント欄に、私の水島さんの「7人の死刑囚」についての評価が抽象的で意味不明だという書き込みがありましたので、若干、申し上げると、テーマの取り上げ方とかストーリーの問題ではなく、「映画」としてどうかという問題です。私もいろんな映画を観てきましたが・・・これほど○○な「映画」を・・・ないです。相対的にわかるように言えば、「7人の死刑囚」を今年3月から公開される小泉監督作「明日への遺言」と比較されてみてはいかがでしょうか?また「南の島に雪が降る」という同名の2つの映画があります(原作は同じ)。ひとつは61年の久松監督作品、もう一方は95年水島監督の作品です。久松監督のものは結構いい映画で良かったです。で、もう一方は・・・。いま水島さんが2作目で検証をやるんだ、模擬裁判をやるんだと発言していますが、はたして○○?よくよく考えてみてください。南京はMさんと一緒に心中するか、それとも・・・。
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1. ひろ | February 1, 2008 at 1:35 am
>私は思います。水島さんは、どうして一度も南京に行ったことがないんですか?
単純に考えれば、よくて入国拒否、悪ければ難癖つけられて現地で捕まるんじゃないですか?
政府の役人として行くならなんとかなるかもしれませんが・・・
それでも公安関係の役人がついてまわるのでは?
2. Takaya | February 1, 2008 at 2:20 am
いつも更新を楽しみにしているものです。
私は映画を見ておりませんが、仰っていることは良く理解できます。
子供達がいじけずに育つことがとても大事なことと考えております。
これからも宜しくお願いします。
3. fool | February 1, 2008 at 1:21 pm
>私は今後、チャンネル桜に関連する人たち、水島総さんに対して熱いシンパシーをお持ちの方たちから激しい非難や中傷を受けるでしょう
誰も誹謗中傷なんかしないんじゃないですか?
それにあなたのこういった発言こそが誹謗中傷でしょ
4. nk | February 2, 2008 at 2:18 am
you are such a bad liar
5. Orangeball | February 3, 2008 at 12:23 pm
管理人さんの気持ちも理解できますが、そもそも他人の意見を一切気にせず作りたいものを作れといったのは管理人さんでは?
私はこの映画見ていませんが、批判するのならどんなに耐えがたくとも3時間全て見てから批判するべきでは?
最初の40分だけ見て批判するなどフェアな態度とはいえません。
管理人さんは映画の出来にがっかりしたと言いますが、私は管理人さんの行動にがっかりしました。
6. 評論家擬き | February 4, 2008 at 1:00 pm
まさしく正鵠を得た評論である。水島に課せられた使命は「南京の真実」を説く前に、己の真実と向き合う作業である。
7. 蟹擬き | February 4, 2008 at 1:09 pm
おおよそ文芸作品なるものは音楽でもそうだが、5分の1見れば、聞けば出来具合が分かる。
40分見ても分からん奴が、3時間見て分かるわけがない。もっと分かりやすく言えば人相を見ただけで、相手が分かる。スポーツで言えば構えを見ただけで力量を把握出来る。
3時間も退屈な映画につきあえば、その評論は正しいとは論理の整合性がつかない。
8. Anonymous | February 4, 2008 at 4:09 pm
第二部以降はTAMAGAWAさんに作ってもらいたいなあ。
監督は無理でもシナリオだけでも書いて欲しいなあ。
9. no9jo | February 4, 2008 at 5:25 pm
くらきより 冥き道にぞ 入りぬべき
遥かに照らせ 山の端の月
面白いと思うには、和歌の知識や能の知識も少し必要かもしれない。
40分で出てしまった?それは残念でした。終わりごろの、東京裁判において当時日本語への通訳を止めさせられたといわれるアメリカ人弁護士の反論をチョッと聞くだけでも充分に価値がある。
なお、今回は反論のための実証編ではないので、つぎの映画を楽しみにしよう!
10. 蟹擬き | February 4, 2008 at 9:45 pm
それでは困るのだ。和歌、能の知識がなければ「南京の真実」が理解できない!?
それで、どうして情報戦に勝つの??しかも欧米、世界と情報戦を戦うはずではないのか?
>和歌の知識や能の知識も少し必要かもしれない。
11. 箱舟さくら丸 | February 5, 2008 at 9:24 pm
TAMAGAWABOATさんに同意です。
水島氏の過去の発言を聞いていれば、幼稚なレベルの低い人間であることは丸分かり。
おそらく、頭の中で「あーでもない、こーでもない。」と捻っただけの、オナニー右翼映画なんでしょう。
最初から何の期待もしていませんでした。
南京に行ってつかまるなんて事はありえない。
水島氏にも、水島シンパの人達にもがっかりしました。
12. 中村勝昭 | February 6, 2008 at 6:52 am
「南京の真実」がそれほどの自信作であるならば、是非ともカンヌなど世界の映画祭に出品して、最優秀賞を総ナメにして頂きたい。最優秀作品賞、最優秀監督賞など期待する。
公民館あたりでの試写会など以ての外、日比谷、有楽町の映画館で長期ロードショウを期待して止まないのだ。
桜の水島から、世界のミズシマへと。
13. たか | February 8, 2008 at 4:09 pm
>水島さんは、どうして一度も南京に行ったことがないんですか?
チャンネル桜上で、水島社長は南京に行った事があると言ってますよ。
その時南京で、人民解放軍を使って南京の映画を作っている所を観て、南京大虐殺に疑問を抱いた切っ掛けだと。
それと何故40分で出られたのかが。理由が抽象的過ぎて判りません。
14. na-san | February 10, 2008 at 3:15 pm
はじめて書き込みさせていただきます。
TBさんの作品はチャンネル桜も高い評価をしていただけに、
このように厳しい批判を受けることを知ったら水島社長は特に残念に思うでしょうね。
映画はこれから見に行きたいと思っているのですが、
私も同じような感想を受けるのではないかと少し不安です。
ワシントンポストの従軍慰安婦の広告のときのように、期待しているのと逆の反応があるのではないかと・・
この映画の目的が日本よりも海外の観客に観てもらうことだと考えると
果たして彼らに訴えるのにふさわしい内容になっているのか?とても心配です。
私はよく英語版wikiepdiaの南京大虐殺のページを見るのですが、書き換えのスピードが早いですね。見慣れた写真はことごとくページから消えてしまいました。東中野先生の本の通り写真が証拠になりえないことを証明しているようなものです。ベイツ教授の書いた『戦争とは何か?』が南京大虐殺の証拠資料として利用されていることや、彼が東京裁判での貴重な証言者だったにも関わらずそれにいっさい触れていないことも不自然この上ありません。
海外でも『あった派』の論理は破綻してます。
なので映画は絶対に成功しなければなりません。私も映画を見た後
チャンネル桜にその評価をお伝えするつもりです。
15. taka | February 11, 2008 at 1:55 pm
独裁者に洗脳されすぎ
16. 杉山真大 | February 12, 2008 at 7:40 am
確かに、南京に一度に踏み入れもせずに「南京の真実」なんて作るって・・・・・広島や長崎に一度も足を運ばずに”原爆ドキュメンタリー”を作るのと同じくらい滑稽だよな。
自分で自爆して恥ずかしくないのか?>「南京の真実」支持派
17. 中村勝昭 | February 12, 2008 at 5:28 pm
理論は破綻してるが、世論又は世界の世論は『あった派』が完全勝利しているのが現実だ。
日本政府が認め、教科書までに記述されている。情報戦など疾うの昔に敗北している。
「南京の真実」で情報戦を戦うなど、やらないよりはマシのレベル。
映画だったら政治ではなく、文芸作品として勝負するもの。政治と文芸をごっちゃまぜにし、挙げ句の果てに「募金」など金の収集に精力を注げば、ある信用もなくなるのは必然。
>海外でも『あった派』の論理は破綻してます
18. 沖田 | February 13, 2008 at 1:15 am
試写会観に行きましたが、正直失敗だったと思います。
「南京の真実」というタイトルで行くのなら、もっと松井石根に焦点を絞ったほうが良かった。
7人全員に平等に焦点をあて、また当時に資料に記されたものを全て拾い上げようとした結果、
3時間超えの大作に、また非常に退屈な構成の映画になってしまった。
これではよほど南京問題に関心のある人しか観ないだろう。
さらに、無意味や子役や能の場面、奥さんの霊を出すシーンが出てきます。
実録映画の姿勢でいくのなら、こんなシーンは逆効果でしかありません。監督の趣味でしょうか。
もちろん、南京反日映画全盛の中、こうした視点の映画が作られることには非常に意義がありますが、
それだけに、作品の出来が残念でした。
海外版の制作も考えているそうですが、このまま出しても誰も見ません。長すぎて退屈で。
19. あやや | February 13, 2008 at 11:08 am
「パンダ物語」の脚本家に何期待してるの?
水島は日中友好記念映画に加担した過去を
どう釈明するのかな。
20. 魅音 | February 15, 2008 at 5:21 pm
私はまだ予告編しか見てませんが、40分しか見ないで決め付けて批判するのは、説得力に欠けると思います。
私なら、嫌いな食べ物でも、世界中でそれ一品しかないなら、生きるために無理して食べます。全部見てから批判すればいいと思います。
っていうか、食わず嫌いはよくないですよ。40分で納得させられる作品なら
3時間も長く作る必要性はないと思います。
私なら、元を取りたいから最後までみます。
40分の間にどんな映像があったのか楽しみです。
あと。2部、3部もあるのだから、それ全部見ないと世界を納得させられないと
思います。他の監督にも南京関連の真実の映画を作ってほしいです。
でも、誰も作ろうとしないのです。今の段階では。
21. hyu | February 16, 2008 at 8:13 pm
初めまして。観た感想を探していたらたどり着きました。
ん~40分って観たことにならないんじゃ・・・
さらに水島氏は南京行ってますよ。
出来れば最後まで観た上でのレポが観たかったな。
22. na-san | February 18, 2008 at 2:20 pm
中村勝昭さま
返事が遅くなり申し訳ございません。
『あった派』の”論理”が完全に破綻しているにもかかわらず、海外ではまだ誤解されている
のは、日本政府がそれを放置しているからです。でも
嘆いてばかりいることもできません。
『カチンの森』や『ニューシネマパラダイス』と
比較されては水島社長も少しかわいそうな気がしますが・・。
TBさんへのメッセージ。
The ultimate measure of a man is not where he stands in moments of comfort and convenience, but where he stands at times of challenge and controversy.
(マーティン・ルーサ・キング)
これからも応援しています。がんばってください。
23. ゴミさらい | February 23, 2008 at 12:55 am
なんじゃ!!これって??
日中友好万歳!!とは水島監督これ如何に??
これって日中友好という侵略のお先棒を担ぐことでは?
>2007年、持論の南京虐殺虚構論を論証し、“中共の妄言”を論破するための映画を製作する。
”中共”への警戒感を隠さないが、かつては、日中国交正常化15周年、日中平和友好条約10周年記念映画「パンダ物語」で脚本を執筆している
24. 中村勝昭 | February 23, 2008 at 1:43 am
パンダの生息地は四川省の山奥、つまりチベットである。パンダは支那の野生動物ではなく、元々チベットの野生動物である。このパンダを支那人は徹底的に殺して食料にし、毛皮にした挙げ句が希少動物となった。パンダを絶滅寸前に追い込んだのは支那人なのである。
「パンダ物語」は支那人のチベット侵略を隠蔽し、パンダを絶滅まで追い込んだ支那人の罪状の数々を塗りつぶした。さらにその上、このパンダの成育にもっとも力を注いでいるのがシナ・中共というトンデモナイ嘘八百を日本人に注入した。その罪は余りにも重い。重すぎるのだ。
北京オリンピックのマスコット・シンボルが、パンダと共にチベットカモシカである。共に支那人よって絶滅の危機に瀕しているが、シナ・中共はこのパンダとチベットカモシカをマスコットにして、チベットの侵略・併合を世界に認知させようとするのである。
25. 塚田 | March 16, 2008 at 6:32 am
3分の1も見ないで感想を述べてるのはおかしいですね。
うまい支那ラーメンをお腹いっぱい食べてから見たほうがよかったのでは?
26. 蟻塚 | March 22, 2008 at 8:04 pm
2,3品食べれば、後からでてくる料理の味は分かる。不味いと思うのに、残り3分の2を無理強いして喰う事もない。食べて貰うこともない。
批評は人によって味がそれぞれ異なるのだ。
それよりも、日中友好という『パンダ物語」の製作秘話を是非とも、水島氏にお聞きしたいし、多くの方が聞きたいところではないのか、なぜ沈黙するのか?
27. 月見草 | March 24, 2008 at 10:36 am
映画「南京の真実」支援金は3月24日現在、すでに2億6000万円を超えました。
チャンネル桜の準備資金4000万円を加えて目標の3億円に達しました。
「桜の準備資金4000万を加えて3億が目標」であることは製作発表以来、明言されてきたことです。
ところが、この目標を達成したにもかかわらず、桜は寄付を呼びかけ続けています。
どういうことなんでしょう。
3億という目標はなかったことにして、支援金はもらえるだけもらい続けることにしたのでしょうか。
三部作となった映画の製作が続くかぎり、いつまでも延々と支援金を募るのでしょうか。
支援金はいくらになったら打ち切りになるのでしょう。
「3億」という金額目標は、いったい何のために掲げていたのでしょう。
それとも桜は、準備資金4000万円を撤回し、支援金だけによる3億を目標としているのでしょうか。
水島社長は映画製作にあたり、カネの出入りだけは何の文句もつかないように、透明にやっていくことを
たびたび明言してきました。
上記のような支援状況となったにもかかわらず、何の説明もなされないのだとしたら、
なにがしかの疑念を抱かれても仕方ないのではないでしょうか。
28. あり地獄 | March 24, 2008 at 8:30 pm
併せて、滞在当時の『フィリピン秘話』も興味深々だね。
>『パンダ物語』製作秘話を是非とも
29. そうもうのたみ | March 28, 2008 at 8:30 am
tamagawaさんの意見もっともだと思いました。
私はだいぶ以前、あの会社に出入りしていたものです。
だからこそ水島さんのいいところもおかしなところも少しはわかったつもりでいます。
そもそも水島さんは自らの発言をすぐに覆す、
或いは忘れるくせがあり、それで周りの人々は混乱させられていました。
今回の映画の話もそうです。
第1作「7人の死刑囚」は当初の水島さんの意図とは全く外れた内容です。
当初は米国での中国サイドの「南京」映画騒ぎに危機感を感じた水島さんが
米国あるいは国際社会における「情報戦」としての日本側「南京」映画を作ろうと意図したもので、
中国の対日情報戦の裏をあばくことから南京事件のウソを実証していこうというものでした。
米国ロケをメインに考えていたものが、在米中国人の妨害もあったんでしょうが、それよりも水島さんの強引な作業の進め方によって米国ロケが不可能になってしまった。
その時点から水島さんの心変わりがあって(その心の内はわかりませんが)
東京裁判ものにいきなり変更したんです。3部構成にすることもそうです。
その意味があいまいなんです。
なぜ、当初の企画通りの内容で作ろうとしなかったのか?
なぜわざわざ3部にして遠回りな、わかりずらいことをするのか?
そして何よりも製作費の不透明で雑な使い方です。
話によると2億6千万の浄財が集まったそうですが、
そのうち1部で1億9千万使ってしまったとのこと。残り7千万です。
そして最初に水島さんが宣言した4千万を投入するという話を反故にして、
今に至るまで黙っていたということ。
本題の南京事件の検証に多くを使用せず、1部のよくわからない、
いわば水島さんの芸術というか、趣味の映画にその大半を使ってしまったということ。
そして今以上の寄付の働きかけをしていること。
この紛れもない事実を私たちは直視しなくてはいけません。
私もはじめはこの企画に賛同していました。
ぜひ影響力のある映画を作ってほしいと思っていました。
その気持ちに今も変わりはありませんが、
やっぱり水島さんじゃだめです。
残りの浄財を元手に別のプロジェクトチームを組んで出直すことを提案します。
でも無理でしょうね。
水島さんは「チャンネル桜」もそうですけど、今回の企画を「私物化」していますから。
それは水島さんがどんなに否定しようが、言い訳しようが、客観的な事実が物語っています。
30. とまと | March 28, 2008 at 11:04 am
この前のチャンネル桜の放送を見てビックリしました。チャンネル桜からの出資金4000万円って、まだ映画の方の会計に回してなかったんですね。残り僅かな資金から映画のために4000万だす、という水島社長の話に、素直に感動してたんですけど、わたし…。結局、お金は使っちゃったので出資できません!って…。そんな堂々と言える事なのでしょうか?ちょっと虫が良すぎやしませんか。
映画については素人なので素朴な疑問なのですが、普通、映画なりなんなりを製作するに際しては、3億なりの資金繰りの目処が経ってから製作スタートではなかろうか?と思われるのですが。資金繰りもハッキリしないうちに製作し始めるなんてちょっと一般的な普通の会社では考えられないです。どういう計画に基づいてるのか是非水島社長の口から伺ってみたいです。
わたしも『南京の真実』をこの目で拝見したいのですが、どこの映画館でもやってないので観られません。映画が完成したらもちろん映画館で観られると思っていたのですがその気配はぜんぜんありません。上映会をやっているようですが、わたしの地区ではやっておりません。映画の興行ということは考慮してなかったのでしょうか。せっかく2億近くのお金を費やしたのに、実質的に誰も観れないなんて…。わたしの周囲の人間でこの映画のことを知っている人は皆無なのですが、宣伝というかPR活動についてはどう思ってるのでしょうか。
チャンネル桜のことはファンなのでずっと観ておりますが、水島社長はいままで『南京の真実』製作に私財を投じたとは一言も言ってませんよね。あくまでもチャンネル桜からの出資であって私財の投入ではないですね。ほかのところで、水島社長は私財を投げ打ってというようなそんな書込みがあって気になったもので。でも、この前の放送を観たところそういう誤解をする人がいても不思議じゃない言い方でしたね…。