 | 四川省で暴動 死者の情報も 新華社通信によりますと、四川省西部の山岳地帯にあるカンゼ・チベット族自治州で、3日の夜、暴動が発生して地元の政府庁舎が襲撃され、職員1人が重傷を負ったということです。新華社通信は、警察当局は暴動鎮圧のため威嚇発砲を強いられたと伝えていますが、発砲によってけが人が出たのかなど詳しい情報は報じていません。これに対して、アメリカに本部がある支援団体「インターナショナル・キャンペーン・フォー・チベット」は、発砲で少なくとも8人が死亡したと発表したほか、アメリカ政府系のラジオ「ラジオ・フリー・アジア」も、目撃者の情報として15人が死亡したという証言を伝えました。支援団体などでは、政府が愛国主義教育だとして始めた、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の写真の廃棄に反発して、数百人のチベット族の僧りょや住民が抗議デモを行ったところ、警察当局が発砲したとしています。中国政府は暴動の再発防止策として、ダライ・ラマ14世を非難し政府に忠誠を誓う、いわゆる愛国主義教育の徹底に乗り出していますが、こうした対策によって、今後僧りょらの反発がさらに強まることも予想されます。   | 4月5日 19時10分 |
|  |  | 四川省で暴動 死者の情報も 4月5日 19時10分
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