2008-04-05
■おとなげないけど
言論の自由とは私は私の言いたいことを言う。あなたはあなたの言いたいことを言う。その理非の判断はそれを聴くみなさんにお任せする。ただそれだけのことである。
だが、ほとんどの人は「言論の自由」を前段だけに限定してとらえており、後段の「その理非の判断はそれを聴くみなさんにお任せする」という条件を言い落としている。
私は「言論の自由」が持続可能な社会的規範であり続けるためには、後段の条件が不可避であろうと思う。
単純に全然違うと思うけど。
言論の自由(げんろんのじゆう)は自由権の一種で、検閲を受けることなく自身の思想・良心を表明する自由を指す。表現の自由の根幹をなすと考えられ、今日では国際人権法で保護され世界人権宣言第19条、国際人権規約B規約にも規定されているものの、多くの国で保障されるには至っていない。
ただこの先の日本版ウィキペディアの説明はちょっと変。
と英語のほうも見ると、こちらものっけから議論的。
⇒Freedom of speech - Wikipedia, the free encyclopedia
Freedom of speech is the concept of being able to speak freely without censorship. Freedom of speech is one of the crowning achievments in civilization however many people being opprotunists abuse freedom of speech to launch endless waves of verbal hand grenades although this freedom was meant to be able to speak ones mind without government opposition many now simply interperet this freedom to simply mean the right to be legitimately intolerant.
ま、基本は、censorship、ということ。検閲。
「言論の自由」が問われるのは、何かがcensorshipとして働くかということが問題になるとき。ちょっと蛇足すると、組織的なネガコメとかが実質censorshipとして機能しているとしたらそのあたりは問題かも。
で、と。
ロベール・フォーリソンという「自称歴史家」が「アウシュヴィッツにガス室は存在しない。なぜなら、それを証明するナチスの公文書が存在しないからである。ユダヤ人はチフスで死んだのである」という奇怪な論を立てた。
その書物の序文をノーム・チョムスキーが書いた。チョムスキーは「私はこの著者の論に賛成ではないし、論証も不備であると思う。しかし、どのように人を不快にする主張であろうと、それを公表する権利を私は支持する」と書いた。
私はそれを読みながら、チョムスキーの言うことは正しいけれど、いささか無理があると思った。そこには原理に対する敬意はあったけれど、当の本を読んで、その理非を判断する人々の知性に対する敬意は感じられなかったからである。
これは先のウィキペディアの記載にもあるけど。
その他、ヨーロッパにはナチスのユダヤ人政策の定説に異を唱えると、禁固刑が科せられる国も多い(ドイツ・フランス・オーストリア・ハンガリー等)。
この対象ということ。敬意とかの問題ではなくもっとべたな問題。
話がだいぶ変というご自覚はあるらしく、内田先生も途中。
いや、原理的にはなるのだろうが、社会制度として、もちこたえることができないのではないか。
私はそういうふうに考えている。
というわけで、私家版言論の自由、と種明かしになる。
さらに。
私が言いたいのは、「言論の自由」を機能させるためには、「言論の自由」の原理主義に対する反原理的な批評性が不可欠だろうということである。
そうではなくて、"Freedom of speech is one of the crowning achievments in civilization"ということ。
まあ、内田先生の餌に釣られるクマではあるんだけど。
おまけ
とはいえなんとなく内田先生っぽくなるのは。
⇒404 Blog Not Found:言論の自由と健全な青少年を同時に守るたった一つの冴えたやり方
これはちょっとお下品。
■そういえば
れいのチベット問題なんだけど、中国内では政府も困惑する差別問題化の兆しがある。これはYouTubeを「西藏」で検索してそのコメント欄とか見てもわかるんだけど。
北京側最近微妙にインターネットを解放しているのはこういう傾向に歯止めをかけたいのだろうなというか、知識人達へのグローバルな教育配慮はしているっぽい。
■副島隆彦の人生道場(副島隆彦)、ざっと読んだよ
副島隆彦の人生道場: 副島 隆彦 |
ついてけねー。
研究社の辞書問題のあたりで、あれ?と思い、アポロの話で愕然として、その後もついてけないけど、これはどうかと思って読んだら、やっぱりついてけない。
相性の問題でしょうか。
どうしてそう思い込みができるのかついてけねー的な人がいる。
多くなったのか、昔もそうだったのかよくわからないが。
副島隆彦が橋爪大三郎と共著だったころはふんふんと読めたものだが。
そういえば。
小林よしのり、も、ついてけねーだけど、彼は私からみるとけっこう数学的に考える人と、それなりに異論への感性を持っているので、それなりに構えるならついてけねーということはない。ただ、関心ないのでほとんど読まなくなった。
■25歳の女というか
ヒッキーがたしか25歳。
25歳の女性というのは私が自分の幻想域の恋愛の対象のほぼ上限で、恥ずかしい話だが、それより上の独身女性というのは苦手というか、自分より遙か年上に思える。性的な精神性でもとてもかなわないと思いがする。
この心性はちょっと不思議で、出会ったときの年齢という含みと、その後の幻想的な補正もある。たとえば、同い年くらいの女性、おばさんだろう当然、と話をしていると、自分の幻想的な恋愛的年齢、25歳上限ぐらいにチューンしてきて、年上感が消える。(ただ恋愛対象には見えない、他の男の女だなこいつと思うくらい。)
そういうチューンがなければ、30過ぎくらいの娘さんなども年上に見える。より厳密にいうとさすがに自分も老の域にはいったので、40歳くらいまでの女性は若くは見えるけど。
たぶん、性的な恐怖感、つまり、私のその感覚の根にあるのは、25歳を越えた女性の、性的な成熟感への恐怖なのだろう。10人近い男たちとの性的な経験性のある女性と向き合って、そのワンノブゼムとして自分が存在しえないような怖さがある。
現実をしかし冷ややかにみると、そうした女性は実際には少ない。たいていの女性は美人でもなく普通なので、性的な経験は、恋愛市場のしょっぱさの含みがある。そのあたりは、男女ともに30代以降、奇妙な恋愛の不達成感として残るだろうと思う。
この話は後段があるにはあるのだが、いずれ書く機会があるかどうかわからない。ほのめかしたいわけではないが、まだうまく書けない。
■私はキャンディーズに関心なかったんですよね。
ピンクレディーは嫌いではなかったけど。
ってこれね⇒キャンディーズ:ファンが同窓会 思い30年、だみ声に乗せ - 毎日jp(毎日新聞)
先ほどラジオを聞いてふと映像を見たら、オヤジ漬け、だった。
世の中、こんなオヤジがいっぱいいるのかと思った。
キャンディーズやっていた娘さんたちは、私より少し年上だ。仕込みの人々が団塊で、それなりに私の下の世代もマーケットとして見ていたので、私の年代を中心にファンはいるのだろうと思う。
まあ、ちょっと思ったのは。
彼女たちはようするに、私の年代では、恋愛の対象であり、当時は結婚の幻想対象でもあった。あの時代に乗って結婚した男達はいまその30年後の妻を持っている。普通にオバサンだろう。
そのオバサンへの愛情と、キャンディーズ懐かしいは別の感情ということなのかもしれないが、私はそういうがよくわからない。
思い返すと、私は浅野ゆう子とか、アイドル的に好きだったような気がするが、その時代の彼女への思いみたいのに向き合いたいとは思わない。
というか、そういう思いは終わった。
■産経社説 【主張】総裁空席 もう日銀出身しかいない - MSN産経ニュース
こうしてみると、総裁職を担えるのは日銀出身しかおらず、総裁代行の白川方明副総裁の昇格が最も現実的選択肢だろう。
3月12日⇒極東ブログ: 日銀総裁人事問題雑感
差し替えとなり「白川方明・京大大学院教授」となるならば、これはこれで手順通りすんなりと丸く収まる。そうなれば、今朝の大手紙社説は、「経済政策形成の研究 既得観念と経済学の相克」(参照)が改訂されおりに追記されるべきエピソードとなるかもしれない。
■読売社説 アフリカ外交 戦略的にODAを活用せよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この社説にガボン以外の国名が出てこないのが象徴的。
■朝日社説 捜査報償費―不正を認めて出直す時だ : asahi.com:朝日新聞社説
警察の裏金問題はここ数年、各地で内部告発によって噴き出した。いまや裏金の存在は公然の秘密だ。なかでも捜査報償費は出張旅費や食糧費とともに疑惑の的だった。宮城県では市民グループが内部文書の公開を求める裁判を起こしていた。
宮城県警は「支出は適正だった」と反論してきた。それを退けて「架空支出」との司法判断を下したのは画期的である。県警は判決の重みを受け止め、真実を明らかにすべきだ。
事実上の制度のようなものだ。もちろんいいわけではない。他にもいろいろ裏金を持っている団体があるのを、少し関わって驚いたことがあった。いや裏金というわけではなく、将来の記念事業費なのだそうだ。納得することにした。
>秘められた愛の物語があった……。
ってほんまかいな…。ドラマものは過剰に情愛を強調するから疑わしいな…。
ともかく、ラフマニノフは素晴らしい。彼の自作自演は人類の宝。自作自演以外も彼の弾く曲にはアウラが宿っている。ハンガリー狂詩曲2番なんかもアドリブすげー。RCAから出てるHIS COMPLETE RECORDINGSは絶対買っとくべき。リマスターも優秀だし。出来れば旧Diemのものが入手出来れば最高なのだけど…。
あと、25歳の女性云々なのですが…。外見はどんどん変化してるんですが、中身はそれについての自覚を忘れていることが多々あるので周りの反応に困惑することがよくあります(溜め息)。
納得させられたのでした。
わたし=中世教会的な清貧主義
そうしたイデオロギーが憲法解釈に反映されているというだけです。
ああ、ちなみに、現代世界が利益主義に支配されているのは、歴史の偶然が生み出した単なる政治力学上の結果に過ぎないので、御用学者どもの正当化は聞きたくありません。
まあそんなことはないとして、要するになぜ日本は結論において経済至上主義であり、清貧に行かないのか。それだけです。中世教会のような絶対的、階級的で安定した社会を作ればいい。そうすれば日本人は幸せになれます。それだけです。
これは100パーないですが、ところで結局日本の内幕は何なのですか?
」について「100パーないですが」に驚きです。縄文人なんてありえないし、聖徳太子なんかいませんよ、源頼朝がいいくに作ろう鎌倉幕府なわけないですよ。水の伝言ととか似非科学も教科書に載っているし。幾何学だってヒルベルト流に整理した功利主義で伝統的な幾何学ではありません。などなど。それはそれとして、「ところで結局日本の内幕は何なのですか?」は簡単ですよ。閨閥です。そしてそれを運営するシステムです。ウォルフレンの「日本/権力構造の謎」に書いてあって外国ではちゃんと読まれていますよ。ばればれ。
島国根性で、非開放的な運命なので、閨閥維持がもっぱら目的となることは明らかだと思うし、こんな国で新自由主義なんてありえないわけですが、なぜそれを大々的に言わないのですか。ああ、若者をだまそうとしているわけですね
第三ラウンドとは何ですか?経済でやるんですか?それとも武力ですか?そしていずれでするにせよ、そこで形成される秩序は、これまでの閨閥と何かかわりがあるんですか?続用されるだけだと思うんですが
早い話、当たったら賞金1000万もらえるよんクイズというのがあって、いまfinalvent氏がそのクイズに答えようとして必死で頭をめぐらしていると考えてくださればいいのです
今日はよい天気で桜が満開でした。
しかし、コメ欄がすごいことになっとりますな。
今日も予言くれくれリアリスト君が湧いてるようで…
>いまfinalvent氏がそのクイズに答えようとして
>必死で頭をめぐらしていると考えてくださればいいのです
何すか、本来ならば頭を下げて聞くべき糞若造が!
終風翁は答える義理はないですよw
寸止め喰らわせて永遠の読者してしまえばよいのでわ?!うざいすかね?
(見るからに思考に進歩がなさそうだし、realisteのeはtypoだしw)
なんだ見るまに自分で結論だしよったw さよか
あれはカニ族というのか。。。そのうちトレーラハウスというかキャンピングカーで生活する老人世帯が増えたりもしそうですね。
南島は団塊移民が増えていますが・・・・。
一言多い馬鹿は死ねば良いですよ
大人は若者を無知にして騙し騙し消費の奴隷にするつもりである。社会の全体構造は今後50年のスパンでは何も変わらない。
その3つの道を採る場合に、利権構造や暴力構造はどう変化すると考えられるのですか
gastoさん含め皆さんも言っておられますが、こんな所で絡んでいても世界は変わらないし、いや、自分では変えられないことを十分理解しているからこんな所でイジイジ議論を続けているんじゃないんですか?変えられるとお思いなら、著名でそれなりの大物有名人に名指しで喧嘩を売ればいいんですよ。あなたが言っている通りなら相手もそれなりに聞く耳を持つでしょうし。少なくとも新興宗教程度の影響力も無しに、自分の言っていることが正しいと豪語するのなら、一度病院で診察されることをお勧めします。
ゴミは黙るか死ね
まあ、いいんじゃないですか?今のままでは現実は真逆になると思いますし。
統合失調の基地外になに言われても痛くも痒くもありませんから。
あなたこそ、全員に黙れゴミと思われていますよ。そして、そのレッテルを剥がせなくて暴言吐きまくってるのが貴方でしょう。見ていて哀れ。
あと、本当にROMが「あなたこそ、全員に黙れゴミと思われていますよ」と思っているとしたら、ネット工作員に植え付けられた無媒介思考(Aをみたら反射的にBと思い、その間に何らの省察もない思考)もここにきわまれりという感じがします。
私はfinalventさんは評価していますが、お前はゴミです。
馬鹿だねー知ったかでブログに中途半端な知識で理論構築する馬鹿が一番馬鹿にされるんだよ。いい加減気がつけよ。お前が滔々と終風氏に聞いていることなんて、殆どの人は当たり前として知っていることであり、お前が延々と垂れ流している妄想は全く持って現実性がないんだよ。現実性があるんなら、だれか説得してからにしろよ。お前の脳内妄想と勝手な自己中書き込みに飽き飽きしてるんだよ。
それは兎も角、お前のその脳内妄想で説得できる奴を連れてこいよ。(笑)
いい加減自分の言っている事がしょうもない事だって気がつかないの?馬鹿じゃないの?
少しは歴史を紐解いてから出直してこいよ。それとも中学高校で習った歴史みたいに歴史の表層しか見ていない大馬鹿なのか?
過去にどのような思想家がいて、どういう考えがあって、結果どうだったか位把握してから出直して来いハゲ
人格批判、レッテル貼り、てめえが批判したことを、追い詰められるとやり出すのな。それとも自分だけやっていいとも思ってるのか?だから、お前の妄想を誰も理解してくれないんだよ。
結局親のすねを齧ってるサルの癖にでかい事ばっかり言ったって現実味がこれっぽっちもないんだよ。人格批判はいいからさっさと説得できた奴連れてこいよ餓鬼。
まあ、どんなに努力してもお前のような基地外には活躍できる場がないことは保証してやるよ。
いや、バッググラウンドも知らずに、よくそんな決め付けでっきるねぇ。フフフ...
まあいいや、ヒッキーの馬鹿と付き合っても意味無いんで寝る。妄想書き散らすのは自分のブログだけにしろよ。じゃな。
本当に優越だと思ってるのならスルーすればいいのに?なんで何時までも書き込むの。いくら他人を貶しても、自分の化けの皮(元々そんなものなさそうだけど)、自分の言説の信用性は反比例して落ちていくのにね。まあ、十分釣れてくれて有難う。面白かったです。
デブのくせに温厚じゃないとか何のためにデブやってんだよお前
痩せろ
This is the way the world ends
Between the desire And the spasm
We are the stuffed men
Leaning together....
Headpiece filled with straw.
My idea is the absolute world like medieval church.
And down we went
In the mountains, there you feel free
>The most dangerous features of communism are reminiscent of the medieval church. They consist of fanatical acceptance of doctrines embodied in a sacred book, unwillingness to examine these doctrines critically, and savage persecution of those who reject them. (Russell 1967)
Thank you
In the first place Russel originally is the scientist and his thinking in 1967 is defection. Perhaps his thinking which is quoted is utilized politically.
Our politics should not be restricted to relative ones. Unless we pursue absolute idea, the energy of life is lost.
Happiness of the human is brought by rank and standardization like a medieval church.
In the Japanese society, many sense of value are stuffed compulsorily, the Japanese is unhappy.
The reason that Japan adopts the legal system like that is utilitarian principle.
Exiled Thucydides knew
All that a speech can say
About Democracy,
And what dictators do,
The elderly rubbish they talk
To an apathetic grave
>The reason that Japan adopts the legal system like that is utilitarian principle.
I agree with you.
Thank for your civil reply.