「不退転で黒字転換」 NECトーキン新社長
経営基盤の強化策として、収益源がキャパシタ(コンデンサー、蓄電装置)事業に偏っていた従来方針を改める考えを説明。電磁ノイズ除去製品の事業、圧電アクチュエーター(駆動部品)などのメカトロニック事業を加えた「3本柱にする」と述べた。 事業上の課題には、ラミネート電池事業の拡大と角型電池事業の再編を挙げた。ラミネート電池事業は、日産自動車と合弁事業を行うハイブリッド乗用車向けを中心に、前年度比2―3倍の売り上げを目指す。 2007年度に赤字を出した角型電池について、海外の携帯電話メーカー向けは撤退し、デジタルカメラやゲーム機などの得意分野に絞る考えも示した。
2008年04月04日金曜日
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