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【鉄道ファン必見】JR中央線のオレンジ電車、もうすぐ見納め… (2/2ページ)

2008.4.5 14:22
このニュースのトピックスウイークエンド「MSN産経ニュース」
中央快速線から姿を消しつつある201系(JR東日本提供)中央快速線から姿を消しつつある201系(JR東日本提供)

 中央線にオレンジの車両が現れたのは、103系を挟み201系の2代前になる101系が登場した昭和32年。当時、車体は茶色が定番だった。奥原さんは「当時は、ブレーキをかけるときに出る鉄粉による汚れを目立たなくするために茶色を採用していたようだ」と説明する。

 品質改良で鉄粉の量が減り「イメチェン」の話が出たらしいが、オレンジになった理由ははっきりしていない。「担当技師の奥さんが着ていたセーターがヒントになったという説が伝わっている」(奥原さん)が、真偽のほどは定かではないという。

 

関西ではまだまだ現役

 中央線でまもなく姿を消す201系だが、JR西日本管内の大阪環状線、おおさか東線、関西本線で32編成224両が活躍中。窓の形などに変更はあるが、大阪環状線と関西本線ではオレンジの車両が今も走っている。

 鉄道博物館では6月23日まで、2階スペシャルギャラリーで企画展「中央線ものがたり〜去りゆくオレンジ色の電車と変わりゆく町」を開催。所蔵品と鉄道愛好家の貴重な写真、資料で明治22年(1889年)に甲武鉄道が新宿〜立川間を開業して以来の歴史を振り返り、運転台ユニットやチョッパ制御・回生ブレーキ回路など201系の実物部品も展示している。

 同博物館の入館料だけで企画展も入場できる。入館料は一般1000円、小中高生500円、幼児(3歳以上未就学児)200円。問い合わせは電話048・651・0088まで。

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中央快速線から姿を消しつつある201系(JR東日本提供)
中央快速線から姿を消しつつある201系(JR東日本提供)
中央快速線から姿を消しつつある201系(JR東日本提供)
中央快速線から姿を消しつつある201系(JR東日本提供)
中央快速線から姿を消しつつある201系。隣はE233系(JR東日本提供)
中央快速線から姿を消しつつある201系(JR東日本提供)
中央快速線といえばやはりオレンジの電車。御茶ノ水駅ホームにある乗車口を示す黄色い線に添えられたイラスト。黄色い中央緩行線(各駅停車)と識別するため書いたものと推定されるが、資料が残っていないため導入時期も理由も不明
中央快速線から姿を消しつつある201系
企画展「中央線ものがたり」が開かれているスペシャルギャラリー入り口に設置された201系前面を再現した模型=さいたま市の鉄道博物館
車両前部に取り付けられていた種別表示板などに見入る来場者ら=鉄道博物館
展示中の行き先・種別表示幕は15分おきに可動する=鉄道博物館
デビュー当時に取り付けた「省エネ」ヘッドマークなど珍しい資料が並ぶ=鉄道ファン必見
運転台ユニットやチョッパ制御・回生ブレーキ回路など実物部品を展示した=鉄道博物館

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