若者を中心に人気のゲーム機だが、50~60代の既婚女性も所有率は意外と高く、ジャンルでは「学習ソフト」が人気であることが、「gooリサーチ」と「オール・アバウト」の調査で分かった。
調査は「gooリサーチ」に登録している50~69歳の既婚女性を対象に昨年12月実施、1076名から有効回答を得た。
「家庭でのデジタルアイテム」の所有状況では、「プリンタ」が94.1%で最多。次いで「コンパクトデジタルカメラ」(85.1%)で、「ゲーム機」は41.3%だった。このうち「任天堂DS」(65.5%)、「Play Station」(61.5%)が大勢を占め、「Wii」は17.6%。ゲーム機を利用しているうちの約半数が「一人の時」にゲームをしていると答え、「子どもといっしょ」(25.2%)▽「夫といっしょ」(8.8%)と続く。一方で「ゲーム機は家庭にあるが、自分はしない」も32.4%あった。
さらにゲーム機を利用している人のうち、最も人気の高いジャンルは「学習ソフト(脳トレ、英語、漢字など)」で55.7%となり、2位の「パズル・ボードゲーム」(41.7%)を14ポイントも引き離した。またゲームを利用していない人でも、約70%は何かしらのジャンルに挑戦してみたいと考えており、やはり人気は「学習ソフト」(36.1%)。次いで座ってできる「スポーツ・トレーニング(表情筋など)」(33.1%)▽体を動かす「スポーツ・トレーニング(テニスなど)」(27.2%)と、それぞれが3割近い数字を示した。
調査結果を受け「オール・アバウト」では、「学習ソフト」はゲームの新ジャンルを確率したが、その波は50~60代のミセスまで及んでいることが分かった。この世代は今後、ゲーム市場でも注目されるマーケットになるのではと指摘している。中高年向けのメタボ防止のソフトも次々発売される昨今。市場はミセスが席巻する日も近い?【江刺弘子】
2008年4月6日