中国製冷凍ギョーザの中毒事件発生から2カ月たった今も、冷凍野菜などを除く冷凍調理品の売れ行きは不振が続いている。商品の売り上げ情報を蓄積している財団法人流通システム開発センターのPOS(販売時点情報管理)データによると、冷凍ギョーザを含む冷凍調理品の週間売上高(全国約250店対象)は、事件発生(1月30日)翌週の2月4〜10日が3118万円と発覚前の週と比べて約44%も減少した。
その後は、「お弁当作りが欠かせないお母さんらが国産を購入し始めた」(同センター)ことをきっかけに反転した。
しかし、事件発生前の週の水準にはほど遠く、回復にはなお時間がかかりそうだ。