ニュース:地方 RSS feed
市長らがチラシ街頭配布 大阪・阪南市立病院問題
大阪府阪南市立病院が医師の大量退職で運営難に陥っている問題で、岩室敏和市長と市民が5日、病院が一部診療科の入院再開と9科での外来診療を行っている新診療体制を知らせるチラシを街頭で市民に配った。
新診療体制については、市が折り込みチラシで知らせたものの、まだ多くの市民に浸透していない状況。病院の安定した存続のためには入院、外来ともに診療を増やす必要があり、改めてPRすることにした。
チラシの配布には、岩室市長をはじめ、これまでに病院問題を考える「集い」を開催してきた市連合婦人会と市社会福祉協議会のメンバーや病院職員ら約70人が参加。
病院近くの商業施設や南海尾崎駅前で、診療体制を知らせるチラシと、婦人会と社協が作成した「地域医療を市民の力で守りましょう」と呼びかける内容のチラシも合わせ、1500セットを市民らに手渡した。受け取った市民らも「病院がないと困る。がんばって」などと声をかけていた。
岩室市長は「市民と行政が協力して病院を守ろうというのは全国的にも例がないと思う。市民のみなさんとがんばっていきたい」と話していた。