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米軍兵士の性暴力事件、1年に2688件

2008年03月16日20時58分

 米国防総省は14日、06年10月から07年9月までの1年間で、海外も含む米軍全体の米兵による性暴力事件が2688件あったとの報告書を発表した。発生件数はほぼ前年並みで、さまざまな再発防止策にもかかわらず、米兵の性暴力がなかなか減らない実態が明らかになった。

 報告書によると、性暴力事件で被害者の身元が特定された2085件のうち、米兵が被害者だったのは1511件、米兵以外は574件だった。全体の6割の1259件がレイプ事件で、このうち米兵の被害者は868人、米兵以外は391人だった。

 また、イラク、アフガニスタンを担当する中央軍の性暴力事件は174件あり、うちイラクが105件、アフガニスタンが43件だった。報告書は連邦議会に提出が義務づけられている。

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