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[福知山線脱線事故]JR西が「安全基本計画」説明会

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 JR西日本は5日、兵庫県尼崎市で起きた福知山線脱線事故(05年4月25日)を受けて策定した「安全基本計画」の被害者向け説明会を同県伊丹市で開いた。山崎正夫社長は「企業体質や風土に反省すべき点があった」などと改めて謝罪し安全最重視の姿勢に転じたと強調したが、参加者からは「事故原因の究明に消極的だ」など批判的な声が相次いだ。事故発生から間もなく3年になる。

 説明会は非公開で、負傷者と遺族向けに2回、実施された。出席者は計約250人。犠牲者への黙とうに続いて山崎社長が「亡くなった方々、おけがをされた方々に深く深くおわびします」と謝罪。「真に安心していただける鉄道を目指し努力する」と計画実現を約束した。

 山崎社長は、航空・鉄道事故調査委の最終報告で指摘された新型ATS(自動列車停止装置)の未設置に関し「設置していれば事故は防げており、痛恨の極み」と述べたものの「大幅な速度超過での列車進入は想定していなかった」と、事故の予見可能性を否定する従来の主張を繰り返した。

 事故で当時21歳の息子を亡くした男性(52)は説明会後「理念は分かるが、具体性も数値目標もなく、プロセスが見えない」と批判。遺族らでつくる「4・25ネットワーク」世話人の浅野弥三一(やさかず)さん(66)は「JRは原因究明を事故調などよそに任せており、自前の総括ができていない。乗客事故ゼロなどを掲げた目標は遺族にはむなしいだけだ」と述べた。

 安全基本計画は先月策定。「乗客の死傷事故ゼロ」を目指し、事故の可能性を予測して対策を講じる「リスクアセスメント」を鉄道会社として初めて導入することなどが柱で、トップと現場の風通しをよくする職場改善なども盛り込まれた。

【脇田顕辞、小林祥晃】



毎日新聞 / 提供元一覧

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