会見でも笑顔がない井上=福岡市内のホテル
「柔道、全日本選抜体重別選手権」(5、6日・福岡国際センター)
北京五輪代表選考レースで厳しい状況の男子100キロ超級・井上康生(29)=綜合警備保障=は“無欲”での逆転北京を目指す。
今大会と全日本選手権(29日、東京・日本武道館)での連続優勝しか道は残されていないが、「代表は意識していない。自分の柔道をすべて出していくだけ。全日本選手権のことも考えていない」と繰り返した。
代表切符を逃せば引退を決めている井上は、ライバル・石井慧(国士舘大)が負傷欠場したことについても「特に何もない」と話すのみだった。