上野妹「姉と一緒に五輪」 柔道 きょうから全日本体重別(04/05 10:17)
ライバルの谷本(左)と並んで記者会見に臨む上野順
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北京五輪代表選考会を兼ねた柔道の全日本選抜体重別選手権(5、6日・福岡国際センター)に出場する有力選手が4日会見し、悲願の五輪出場を目指す女子63キロ級の上野順恵(三井住友海上−旭南高)は「やれることはすべてやってきた。できるなら2人で出たい」と話し、アテネ五輪70キロ級金メダリストの姉、上野雅恵(三井住友海上−旭南高)と、そろっての五輪出場へ、強い決意を見せた。
順当なら決勝で、代表入りへの最大のライバルとなるアテネ五輪女王、谷本歩実(コマツ)と当たる。上野順は「(何度も対戦しているので)手の内はわかっているけど、まずは目の前の相手を倒すことだけ考えて頑張る」と、やや硬い表情。一方、腰の故障から復活を期す谷本は「この大会に合わせてきた。力を全部出し切る」と笑顔を見せた。
五輪3連覇を目指す女子48キロ級の谷亮子(トヨタ自動車)は「5度目となる五輪の深みと重みを幸せに感じて挑戦したい」と抱負を語り、五輪4連覇の偉業を目指す男子60キロ級の野村忠宏(ミキハウス)は「自分の柔道をつくり上げれば、敵はいないという気持ちで練習してきた」と好調ぶりを示した。