北京五輪代表へ、最後の望みを掛ける男子柔道100キロ超級の井上康生(29)=綜合警備保障=が31日、全日本選抜体重別選手権(5・6日、福岡国際センター)へ“勝負曲”を用意することを明らかにした。
大一番を前に、集中力を極限まで高める−。その手段として、井上が選んだのは2曲のジャパニーズポップスだった。親交のある前田亘輝がボーカルを務めるTUBEの「傷だらけのhero」と、湘南乃風の「黄金魂」。前田にはカラオケで歌ってもらったこともあると言い「最近好きな2曲。福岡にも持って行く」と熱を入れるほどのお気に入りだ。
代表争いはライバルに先行を許すまさに傷だらけの展開だが、選抜体重別と全日本選手権連勝、そして北京という黄金ロードへ、「最後まであきらめないという言葉がすべて。自分の柔道を出して優勝する」と魂の柔道を誓った。
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