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体重無差別で日本一を決める柔道の全日本選手権(4月29日・日本武道館)と全日本女子選手権(同月20日・横浜文化体育館)の組み合わせが28日、決まった。男子は昨年優勝の鈴木桂治(平成管財)のほか、100キロ超級で北京五輪代表の座を争う井上康生(平成管財)、棟田康幸(警視庁)らが出場。女子は塚田真希(綜合警備保障)が史上最多の7連覇に挑む。男女ともに北京五輪、最重量級の最終選考会となる。
男子最重量級の北京五輪代表争いでがけっぷちに立たされている井上は、2回戦からの登場で河合と西山の勝者と対戦。順当に勝ち進めば、準々決勝で高井、準決勝で鈴木との対戦が予想されるなど、厳しい戦いが待ち受けている。
最近、結果の残せていない井上にとっては、4月の全日本選抜体重別(5、6日・福岡)と全日本選手権の両方で勝つしか北京への道はない。この日会見した全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は「康生は選抜と全日本に懸けてくるだろう」と期待した。
井上の逆転北京行きを信じるファンも多く、全柔連関係者によれば、同大会観戦チケットの電話予約分はすでに完売したという。最激戦区となった男子100キロ超級の戦いの行方が注目される。
◆女子注目は塚田7連覇なるか!
○…女子は昨年、田辺陽子に並ぶ6連覇を果たした塚田の新記録達成に注目が集まる。2005年のカイロ世界選手権無差別級金メダルの薪谷らも出場するが、吉村強化委員長は「塚田が一歩リードしている」と断言。V7達成で女子78キロ超級の五輪代表となり、アテネ五輪に続く連続金メダルの期待へ弾みをつけたいところだ。
(2008年3月29日06時00分 スポーツ報知)