2008年03月29日 更新

【柔道】康生、北京へ準々決勝からヤマ場…組み合わせ抽選

 北京五輪柔道男子100キロ超級代表の選考会を兼ねた全日本選手権(4月29日、日本武道館)と全日本女子選手権(4月20日、横浜文化体育館)の組み合わせ抽選が28日、都内で行われた。判断材料となる海外の大会で惨敗し、厳しい状況に追い込まれている井上康生(29)=関東、綜合警備保障=は順当に勝ち進めば、準々決勝で高井洋平(25)=東京、旭化成、準決勝で鈴木桂治(27)=推薦、平成管財=とそれぞれ対戦が見込まれる。

 代表争いでライバルとなる石井慧(21)=推薦、国士大、棟田康幸(27)=推薦、警視庁=は逆ブロックで、順当に勝ち上がれば、準決勝で対戦する。全柔連・吉村和郎強化委員長は、「棟田と石井の勝者が有利になる」と、今冬の欧州遠征で結果を残した2人が有力との見方を示した。