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全日本柔道連盟は7日、男女7階級8人ずつが出場する北京五輪代表選考会の全日本選抜体重別(4月5、6日・福岡国際センター)の組み合わせを発表。男子100キロ超級で五輪出場にわずかな望みを残す井上康生(29)=綜合警備保障=は、立山広喜(22)=国士大=と初戦を戦う。女子48キロ級の谷亮子(32)=トヨタ自動車=は、1回戦で伊部尚子(20)=筑波大=と対戦。大会後に男女とも最重量級以外の五輪代表が決まる。
井上は第4シードとなり、無差別級世界王者、第1シードになった棟田康幸(警視庁)以下、石井慧(国士大)、高井洋平(旭化成)らライバルに後れを取った格好だ。全日本男子の斉藤仁監督は五輪選考レースについて「シード順の通り」とし、井上は最後尾からの戦いとなる。それでも、初戦で立山に勝ち、棟田を撃破し、さらに決勝で石井か高井を下して優勝すれば、最高のアピールとなる。「(井上にとって)決して悪い組み合わせじゃない」と斉藤監督。「ゼロに近い可能性でも最後の最後まで戦う」と井上も覚悟を決めている。北京行きのためには勝ち続けるしかない。
◆谷切符つかむ ○…昨年のリオデジャネイロ世界選手権金メダリストの谷は、前回大会も対戦し一本勝ちした伊部と初戦を戦う。世界選手権以来の実戦となるが、全日本女子の日蔭暢年監督は「完ぺきに近い状態と聞いている」と心配していない。出産、育児からの復帰戦となった昨年は決勝で福見友子(筑波大)に不覚を喫しており、今回は勝って五輪3連覇がかかる北京の切符をつかみたいところだ。
(2008年3月8日06時02分 スポーツ報知)