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【経済】

新総裁、G7が初仕事に 空席は3週間で終止符

2008年4月5日 17時48分

 政府は週明けの7日、日銀の白川方明副総裁を総裁に昇格させる人事案を国会に提示する。8日に衆参両院の議院運営委員会で所信聴取を受け、9日に両院の本会議で同意が議決されれば、日銀総裁の空席は約3週間で終止符を打つ。

 白川氏にとって、11日にワシントンで開かれる先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)への参加が総裁としての初仕事になる見通しだ。福井俊彦前総裁を引き継ぐ日銀トップとして、国際舞台に登場する。

 国会での同意手続き中の8、9日には金融政策決定会合が開かれる。白川副総裁は総裁代行として議長を務め、議論を主導するとみられる。

 G7の後は、ワシントンで引き続き国際通貨基金(IMF)や世界銀行の国際会議が開かれる。いずれの会議にも白川氏が出席し、新興国や発展途上国の金融当局者と意見を交わす。

 G7では混乱が続く金融市場の安定化策が最大の焦点。会議後に額賀福志郎財務相とともに記者会見に臨む。

(共同)
 

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