西日本新聞

8年ぶりの政権奪還報告 国民党の馬英九氏

2008年4月5日 20:10 カテゴリー:アジア・世界

巨大な☆介石の銅像前で、あいさつする国民党の馬英九氏=5日午前、台湾北部の大渓(共同)
(注)草カンムリに将の旧字体)
 【大渓(台湾北部)5日共同】3月の台湾総統選挙で当選した最大野党、国民党の馬英九氏が5日、同党のかつての指導者、☆介石、経国父子が眠る北部、桃園県大渓の仮安置所を訪れ、悲願だった8年ぶりの政権奪還を果たしたことを報告した。馬氏は経国氏の秘書を務めたこともあり、霊前ではハンカチで涙をぬぐった。

 戒厳令を敷き言論弾圧などを行った父子をめぐっては、台湾自立化路線を推し進める陳水扁政権が歴史上の責任を追及。☆介石の記念館を改名するなど「脱☆(草カンムリに将の旧字体)介石化」を図った。仮安置所も昨年末、閉鎖されたが、この日は☆介石の33回忌に当たることから公開され、国民党幹部や大勢の同党支持者が訪れた。
(注)草カンムリに将の旧字体

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