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2008年4月 4日 (金)

寄付10兆円市場創設宣言!

ファンドレイザーの鵜尾さんが、日本の寄附市場を10兆円にするぞ!!宣言をしていました。

リンク: ファンドレイジング道場:寄付10兆円市場創設宣言!.

今の日本の寄附市場は2000億円といわれていますから、なんとも壮大な宣言にも見えますが、アメリカの寄附市場は30兆円とも言われています。
日本は、人口比でみても、GDP比でみても、アメリカの約三分の一ですから、寄附市場10兆円は、荒唐無稽の話とも言えません。

しかし、数字だけ聞いても、それがいったい、どんな社会をもたらすのか、イメージするのが難しいかと思います。

それで、本当に寄附市場が10兆円規模になったらどんな社会になるのか、想像してみました。

たとえば、日本の家電販売市場は約8兆円から9兆円くらいだと言われています。

つまり、寄附市場が10兆円になったら、今の家電販売業界と同じような感じになると予想できるわけです。

ヤマダ電機やコジマやビックカメラなどのような大資本のNPOが10箇くらいできて大々的な活動している。

一方で、町の電気屋さんのような、小さいけれど地域に密着したNPOも元気に活動している。
町の電気屋さんの数はよく分かりませんが、松下電器の特約店が約2万店くらいだったと思いますので、少なくとも5〜6万くらいの地域密着型NPOは成立しているでしょう。

他の方法で予測してみると、
現在、日本のNPOは3万くらいと言われていて、寄附市場が2千億から10兆円になると50倍ですから、150万ものNPOが活動しているという予想もできます。

さらに、これくらいの規模の市場ができ上がれば、NPOに特化したサービスを提供する社会起業家も数多く出てくると思います。

そうすると、社会起業家はNPOと一般の生活者や営利企業をブリッジする機能もありますから、社会起業家市場もさらに大きくなることが予想できます。

イギリスの社会起業家市場は5兆円くらいと言われていますから、日本の場合は10兆円くらいになってもおかしくない。

ということは、寄附市場と社会起業家市場で合わせて20兆円ですか?

想像するだけでワクワクしてきます。
実現させたいですね。(竹井)


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