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【経済】

白熱電球、4年後製造中止 温暖化対策で経産相表明

2008年4月5日 20時43分

 地球温暖化問題をテーマとする閣僚と市民の対話集会で、意見を述べる甘利経産相=5日午後、北海道洞爺湖町

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 甘利明経済産業相は5日、電力消費が多い白熱電球を4年後の2012年までに国内での製造・販売を中止し、電球形蛍光灯への全面切り替えを完了させる方針を正式に表明した。北海道洞爺湖町で開かれた、地球温暖化問題をテーマとした関係閣僚と市民の対話集会で明らかにした。今後、関係業界や消費者に協力を働き掛ける。

 電球形蛍光灯は、消費電力が白熱電球の約5分の1で、寿命も長く省エネ効果が高い。政府が具体的な期限を設定することで、普及を加速させる狙いがある。

 日本電球工業会によると、06年の白熱電球の販売数が約1億3500万個なのに対し、電球形蛍光灯は約2400万個にとどまっている。政府は、全世帯が電球形蛍光灯に切り替えた場合の温室効果ガス削減効果は、家庭の排出量の1・3%に当たる約200万トンとみている。

(共同)
 

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