五輪=IOC会長「北京の大気は選手に危険ではない」
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4月5日、IOCのジャック・ロゲ会長は、北京の大気は選手に危険ではないとの認識を示した。写真は先月、天安門広場前で撮影(2008年 ロイター) [拡大]
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【シンガポール 5日 ロイター】 国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長は5日、8月に開催される北京五輪について、懸念される現地の大気汚染は選手の健康に危険を与えるほどではないとの認識を示した。ただ、選手のパフォーマンスには影響するかもしれないとしている。
ロゲ会長は当地で行われた学生との対話で「選手の健康には絶対に危険を及ぼさない。選手たちの健康への危険はない、一部の選手はわずかにパフォーマンスが落ちるかもしれない」と語った。
北京は過去10年間に総額1200億元(約1兆7000億円)を投じて大気の浄化に取り組んできたが、依然として世界で最も空気が汚れた都市の1つ。現地の大気の問題を多くの選手が心配しており、男子マラソンの世界記録保持者ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)は、それを理由に北京五輪で同種目を欠場すると発表している。
2008/04/05 17:21