薬剤師が「調剤ミス」をしたとして家族から示談金名目で現金をだましとる新手の振り込め詐欺が呉市内で発生し、400万円の被害が出ていたことが4日分かった。呉署が注意を呼び掛けている。
呉署によると、3月31日午前、呉市内の薬剤師女性の父親に、病院の顧問弁護士を名乗る男から「娘さんが6歳の子どもに誤って大人の量の投薬をし、重体にさせた」と電話があった。男は示談金は2000万円で、そのうち400万円を負担するよう指示。父親は指定された2つの口座へ、それぞれ200万円振り込んだという。女性が帰宅して詐欺と分かり、届けた。
「調剤ミス」をかたる詐欺は全国で発生している。
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