米国債は最も割高な資産、銀行・投資銀行の社債を一部購入=PIMCO

2008年 04月 5日 06:28 JST
 
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 [ニューヨーク 4日 ロイター] 米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のビル・グロース最高投資責任者(CIO)は4日、米国債は最も割高な資産であるとし、インフレ期待の水準を踏まえると、米国債への投資を正当化することは難しいとの見方を示した。CNBCとのインタビューで話した。

 グロース氏は、自身がリスク選好をやや強めつつあるとし、銀行や投資銀行の社債を一部購入したことを明らかにした。

 リセッション(景気後退)入りすると債務不履行が増えることから、高利回り債への投資を検討するのは時期尚早だと述べた。その一方で米国債についても「世界中で最も割高な資産だ」として投資を検討する時期ではないとの見方を示した。

 「われわれはダブルAやシングルA格付けの債券に移行しつつある。高利回りでリスクの高い債券に目を向けるのはまだ少し早い」と話した。

 
 

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