「プールで泳いだ後に目を洗うと、水道水の消毒に使われている塩素が角膜を傷つけ目に悪影響を及ぼすことが明らかになった」というニュースを読んだ。(参考リンク:日経メディカルオンライン)
厚生労働省のファイルには「咽頭(いんとう)結膜熱(=プール熱)にかからないために、プールから上がった時にはシャワーを浴び、目をしっかり洗い、うがいをしましょう」と書かれているのだが、それではかえって目にダメージを与える恐れがあるということになる。 記事では、「生理食塩水に塩素を加えたもので目を洗うと、角膜上皮に付く傷が顕著だった」とあり、塩素が目に悪影響を与える主な原因と結論付けられている。 加藤直子・慶大非常勤講師は「強酸や強アルカリなどが目に入った時以外、目を洗う必要はない。プール後の洗眼は、さらに傷を広げる可能性があるのでやめた方がいい」としているが、プールの水にも水道水にも塩素が入っている。私が思うにプールの水の塩素の方が強い。ゴーグルから塩素入りのプールの水が入って来た時にはより塩素の少ない水道水で洗った方がいいと思うのだがどうだろう。 私が通うプールの責任者に「どうなんですか?」と聞いても「はっきりしないんです」と困惑気味。 知人の眼科医によると、今まではゴーグル着用と、厚生労働省の指導通り、プ-ルから上がった時は目をしっかり洗うようにと患者に指導していたそうだが、今後はゴーグルを着用し、目の粘膜を傷つけるので洗眼は止めた方がいいと指導するという。 とりあえず、私はプール後の洗眼をやめたが、それでもプールから上がってシャワーを浴びると目が充血する。これは心配しなくていいのだろうか。 わからないことだらけである。厚生労働省にはもっとくわしい情報をリリースしてほしいところだ。
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