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【三重】

津の中3、星来さん「力を出し切る」 NYのバレエ世界大会出場

2008年4月5日

「踊るのはとても楽しい」と話すウイニング星来さん=津市上弁財町の高田由紀子バレエ学園で

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 津市橋南中3年のウイニング星来(せいら)さん(14)が、16日からアメリカ・ニューヨークで開かれるバレエコンクール「アメリカ・ユース・グランプリ(YAGP)」本選に3年連続で出場する。祖母も母もバレエ教師のバレエ一家。「みんなを感動させられるバレリーナになりたい」と夢を膨らませる。

 イギリス人を父親に持つ星来さん。祖母の高田由紀子さん(75)が津市上弁財町にバレエ学園を開き、母の高田恵さん(46)も学園でバレエを指導しており、4歳のころからバレエを始めた。

 練習は毎日欠かさず平日は2時間、土日は3−4時間。長い手足を生かした華麗な踊りで、2005年ごろから各地のコンクールで入賞を重ねている。

 YAGPは9−19歳が対象。本選は世界20数カ国で開かれる予選で選ばれたバレリーナだけが出場できる。星来さんは2年前、9−11歳の「プリコンペティティブ部門」で国内予選を通過し、本選でトップ12に入賞。昨年は12−14歳の「ジュニア部門」で国内予選を通り、本選に出場した。今年も同部門への出場で、本選には世界から約120人が集まる。

 来春、中学を卒業し高校生になったら、短期留学を繰り返して力をつけるのが夢。本選の成績次第では世界各地のダンス学校の奨学生になる権利が得られる。「自分の力をすべて出し切り、多くのことを吸収したい」と意気込んでいる。

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 同部門の本選には、日本からは星来さんら14人が出場。県内からは、四日市市に住む愛知淑徳中1年小川華歩さん(12)も挑む。4年連続で「一つ一つの動きを大切に踊り、自分らしさを表現したい」と話している。

  (井波和夫)

 

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