揮発油税など道路特定財源の暫定税率期限切れを控えた3月30日から4月1日の3日間、車やバイクの燃料切れによる日本自動車連盟(JAF)の出動件数が前年に比べほぼ倍増したことが5日、分かった。
1日の期限切れに伴うガソリン値下げを当て込んだドライバーの“行き過ぎた節約”が原因とみられる。
各地のJAFには「給油を我慢し、ガソリンスタンドを探しているうちに燃料切れになった」との要請が相次いだという。
JAFによると、3日間の出動件数は前年より590件多い1230件。30日が401件(202件増)、31日は425件(207件増)、1日は404件(181件増)だった。
JAFは「業務に支障はなかったが、高速道路での燃料切れは追突事故に発展する危険性もある」とドライバーに注意を呼び掛けている。〔共同〕(13:01)