８人殺傷事件　金川容疑者を送検

　茨城県土浦市の８人殺傷事件で、無職、金川真大（かながわ・まさひろ）容疑者（２４）＝三浦芳一さん（７２）殺害容疑で逮捕＝が１月に勤務先のコンビニを辞める際、理由を「目標の金額がたまったから」と説明していたことが２５日、県警の調べで分かった。

　金川容疑者は三浦さん殺害事件の数日前に、自分の口座からほぼ全額の約４０万円を引き出しており、県警は目標額を設定して預金していたことと一連の事件に何らかの関係があったとみて捜査している。

　県警は２５日、金川容疑者を三浦さん殺害容疑で送検した。

　県警によると、金川容疑者は平成１４年に高校卒業後は定職に就かず、複数のコンビニでアルバイトをし、今年１月に勤めていた自宅近くのコンビニを辞めたという。

　その後、金川容疑者は２月に文化包丁を購入し、今月１９日、包丁で三浦さんを殺害した疑いが持たれている。

　金川容疑者は三浦さん殺害事件後、東京・秋葉原のホテルに宿泊。２３日、８人殺傷事件後に逮捕された際の所持金は約３０万円だった。