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大迫力もう1人の亀山上皇

2008年04月04日

写真

 福岡市博多区の東公園にある亀山上皇(1249〜1305)の銅像の原型となった木彫り像が3日、太宰府市の九州国立博物館に搬入され、頭の部分が公開された=写真。

 像の高さは銅像と同じ約5・3メートルで、重さは約1トンの寄せ木造り。蒙古が日本を襲った元寇(げん・こう)から600年を記念し、地元出身の近代彫刻界の重鎮、山崎朝雲(1867〜1954)が1902(明治35)年に制作。銅像はその2年後に完成し、現在は県の有形文化財に指定されている。

 上皇が元寇の際に「敵国降伏」の書を奉納するなど、ゆかりの深い筥崎宮(はこ・ざき・ぐう)(福岡市東区、田村靖邦宮司)に、東京の遊園地「よみうりランド」が寄贈した。3年かけて安置施設を建てる計画で、その間、博物館は保管に協力すると同時に調査・修復も行うという。

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