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バッジ着用で「人権尊重」訴え 北京五輪参加の仏選手
【パリ=山口昌子】フランスの五輪選手が北京五輪で「人権尊重」を訴える独自のバッジを着けることを決めた。
アトランタ、シドニー両五輪の柔道で金メダリストとなり、仏オリンピック委員会のアスリーツ委員長を務めるダビド・ドイエ氏は4日、会見し、五輪のマークとともに「より良い世界へ」と書かれた丸形のバッジを披露。「いかなる国でも人権を尊重するために」フランスの五輪選手が同日からバッジを着用し、北京五輪開催中も着用を続行することを決めたと述べた。ロゲ国際オリンピック委員会(IOC)会長に着用許可を要請するという。
パリ市は7日に聖火を迎え、エッフェル塔からスタートして市内28キロをスポーツ選手や知名人ら80人が聖火を掲げて走るが、全員がこのバッジを着ける予定だ。また聖火が立ち寄るパリ市庁舎には「パリは世界中の人権を守る」の横断幕が掲げられる。