2008年4月 3日 (木曜日)

妄想焼肉店

  近くの焼き肉チェーン店に行った。

 夕食時に重なり、さらに春休みで親子連れが多いせいか、入り口横の「待合いスペース」はたくさんの人でごった返している。

 「混んでいるから、かなり待つかな。やめようかな・・・・。」

 そう思ったけど、ふと、店内の奥を覗くと、カウンター席も、奥の席も「空席」があり、そんなに満席になっている感じではない。 僕らの少し後に入ってきて順番を待ってるカップルが、店員さんに食ってかかる。

 「何分くらい待つの?そこのカウンター空いてるでしょ。そこでいいし、2人だから、ダメなの???」

 「お待ちのお客様から順番にご案内いたしますので、お名前を書いておまちください!!!」

 店員さんが必死に叫んでいる。

 なんやかんや15分ほどで僕らは入り口の近くのカウンター席に案内された。背後に、順番待ちのお客さんの気配を感じる席で、なんか落ち着かない・・・。

 「やれやれ・・・」

 飲み物と、焼き肉メニューを適当にオーダーする。

 さきほど店員さんに食ってかかったカップルも僕の隣りに座る。ところが・・・。

 僕らの席には、「七輪」もセットされ、飲み物も、オーダーした食べ物も順調に運ばれてくる。しかし、隣りのカップルには、オーダーを取りに来ない。やっと来たと思ったら、飲み物が来ない。次は、飲み物が来たけど、フードが全然来ない。。。たくさんの店員さんが忙しく動き回っているのに、なぜか、僕の隣りのカップルにだけタイミングというか、呼吸というか、全然店の流れと噛み合っていないのだ。

 隣りでパクパク食べてるのが申し訳ない感じになってきたけど、

 「なんなら、僕らの一緒に食べますぅ??」なんて言うわけにもいかず、仕方ない。

 ついに、カップルが店員を呼ぶ。

 「あの。。。さっきから全然こないんだけど・・・どうなっているの??」

 平謝りの店員さん。

 

 そのうち、また入り口付近は入れないお客さんでごった返ししている。

 でも、相変わらず、店内には、あちこちに空席があり、「空いてるのに、どうして入れないの??」なんていう文句が聞こえてくる。

 ややもしばらくすると、入り口に、

 「予約していた○○だけれど・・・・」

 と、10人くらいのグループが入ってきた。

 「え??ご予約ですか・・ し、少々お待ち下さい・・」

 慌てる店員さん。

 「あの、予約入ってますよね???」

 「あ、あの、申し訳ありません。当方の手違いで、お客様のご予約がされていませんでした。今、すぐにお席をご用意しますので、もう少々お待ちいただけませんか??」

 「えぇ??電話しといたのに、予約入ってないの???」

 すごいイヤな空気が流れている。

 結局、そのグループもかなりの時間待たされていた・・・。

 

 それでも、店内を動き回るたくさんの店員さんは、大忙し!! オーダーが入ると、

 「3番さんから、ドリンクの注文いただきました!!!」と一人が叫ぶと、他のスタッフ全員が

 「喜んでっ!!!!」

 と声を合わせて唱和するのだが、全然、喜んでいるようには見えないのがツライ(苦笑)。

 そのうち、僕らも食べているものがなくなってきたので、追加のオーダーをする。オーダーを復唱しながら、他のスタッフが声を合わせて

 「喜んでっ!!!!」

 しかし、その声とはウラハラに、今度は、僕らの頼んだものが、何一つ出て来なくなったのだった・・・・。

 「待たずに出ます!」とメニュー表に書いてる品ですら、出てこない。 食べるものがなくなって、勢いがなくなると、ダンダンと腹が満腹になってくる。早食いはよくないとは分かっているけど、さっき注文したものが来ないうちに、腹がふくれてくるのは悔しい・・・。

 面白かったのは、 

 「申し訳ありません、その○○は、本日品切れでして、お出しできません。」

 と言われた品が、

 「はい、お待たせしました、○○です」

 と別のスタッフが持ってくるところ。

 結局、何を頼んだのか、何がまだ出てないのか分からないまま、「満腹」になった。

 

 でも、僕は、その慌ただしくて「ギクシャク」したお店の中で、

 最初は、イライラしていたんだけど、途中から楽しくなっていたのでした。

 なぜなら、

 僕は、その店の「そんな状況」の裏側を勝手に「妄想」していたから。

  

 ・・・・(以下、妄想シーン)

 バイト店員全員にとってのムードメーカーであり、束ね役であり、仕事もできて、便りになる「先輩スタッフ・Yさん」が、急に熱が出たので休むというケイタイ連絡が入った。

 先輩スタッフYさんに憧れるナンバーツーのN君が、開店前のミーティングで 「Y先輩がいなくても、我々だけで、お店頑張りますから、先輩は早く病気なおしてくださいね。よし、みんな、頑張るぞ。開店時間だ、店開けるよ!!!」 

 「喜んでっ!!!!」「喜んでっ!!!!」「喜んでっ!!!!」

 しかし、いざ、開店してみたら、春休みのお客でごった返し、厨房の中は「戦場」のよう・・・。いつもなら、先輩Yさんの的確で素早い指示に従って動いていれば、お店はうまく回転していたのに、どうも、いつもと勝手が違う。

 食ってかかったカップルがオーダーしていたモノも、厨房内で慌てるバイト同志がぶつかって皿ごと床にぶちまけてしまった!!

 ガッチャ~~~ン!!!

 A「ヤバイ。つくりなおしだ。」

 B「ええ??あのカップルさっきから遅いって怒ってるンですよぉぉぉ。。。」

 A「オマエがボーッとしているからだろう???」

 N「何やってんだっ!!早くしろっ!!!」

 C「先輩~~、予約のヤマダさん、って受けてました??」

 N「え?知らないよ、書いてないか?」

 D「あ、それ私、電話出てたの。書いとくの忘れてました。スミマセン」

 N「何やってんだよ、Dちゃん・・・、ちゃんとしろよ。」

 E「Nさん、今日、○○って入ってます??」

 N「イヤ、ないから、もしオーダー入ったら、品切れですって謝っておいてね。」

 E「分かりましたぁ・・・」と出て行く。

 A「Nさん、ここにありますよ、○○。」

 N「あ、ほんとだ、いけね、」

 A「(あぁ・・・やっぱり、Y先輩がいないと、ダメだなぁ・・・先輩、早く帰ってきてくださいよぉぉぉぉぉぉぉ・・・)」

 N「おい、A!!今。オマエ、俺の事、頼りないヤツだなぁって顔しただろ??わかってんだぞ!」

 A「そ、そんな事ないっすよ、(たははぁ・・・やっぱ、Nさん、小さい小さい・・・・)」

 D「スミマセ~~ン、レジお願いしま~~~すっ!!」

 A「はい~~~、いそがしい、いそがしいっと・・・。閉店時間まで遠いなぁ・・・。」

  

 以上のように「妄想」をしていると、オーダーが遅いのも、電話したのに予約が入っていないのも、「喜んで!!」と言いながら喜んでいないのも、空席があるのにお客さんを案内できないのも・・・、すべてが「妄想」の中で勝手に納得できるのだ。

  

 

 だいぶ時間が過ぎて、お会計をして店を出た。 

 帰ってから、レシートをよ~~く確認してみたら、食べていないモノまでカウントされて計算されていて、

 「哀しんでっ!!!」

 と叫びたくなった。

  

 やっぱ、あの店には「先輩スタッフ・Yさん」がいないと、ダメだわ・・・・←妄想世界のまま(笑)

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2008年4月 2日 (水曜日)

ネットで『軽い砂』

 

 毎度恒例になりました、私KONOの所属していたバンド「メールハート」のメンバー・おいちゃんさんのブログ

 北海道から夢飛行☆心の部屋☆Jazzと気ままなアダマスの毎日☆

 において、昨年12月26日の「解散コンサート」の中から、『軽い砂』がアップされましたshine

  

 この曲は、バンドマスター・Oさんのオリジナル曲で、ボーカルの愛ちゃんの歌唱力が見事です。

 僕はギターを弾くのみの参加ですけど、3部構成で構成された楽曲で

 タンゴ→ブルース→ジャズ・・・といった「雰囲気」の流れで曲は進んでいきます。

  

 練習に練習を重ねた曲のハズなのですけど、私、実は、本番ではホントに緊張しすぎて、ギターのテンポが走っておりますsweat02 それに気づかず突っ走る僕は、ボーカルの愛ちゃんにステージ上で叱られておりますshock しかし、それでも、僕は、『ギブソンJ45』をかき鳴らし続けながら、自分の世界に入っております・・・。そんな私の姿も含めて、ど~~~~ぞご覧ください(いや、画面上では分からないか・・・苦笑)

  

 なお、幻の100枚限定生産の「メールハート解散コンサート」のCDをお持ちの皆さんも、音だけではない「雰囲気」をご覧下さい・・・。

 おいちゃんさんのブログはこちらからどうぞ↓↓

http://blogs.yahoo.co.jp/super_adamas1963/22155447.html

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2008年4月 1日 (火曜日)

エイプリルフール(笑)

   

  いやぁ、毎日、絶好調だ。

 

  人生こんなに順調でいいのかしら?

  体調も抜群にいいし、

  悩みもない。

  「やりたいこと」と「自分の夢」が完全に一致しているし、

  自分の為だけに使える時間もタップリたくさんある。

  だから、他人をうらやましく思う事なんてあり得ない。

  

  もう少し「弱い人間」かもしれない、

  と自己分析してたけど、

  なかなかどうして、俺ってストロングだな。

   

  だって、

  自分の「今」に、

  そして、

  「これから」に、自信満々だもの!!!!

 

  この調子のよい「勢い」がいつまで続くかなぁ。

  

  2008年4月1日(火)エイプリルフールの昼下がりに・・・・

                 BOSANソングライター KONO  

  あぁ、スッキリしたcoldsweats01

  

  

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2008年3月30日 (日曜日)

ヘ・ン・シ・ン・・・トゥォォォ~~!!!!

昨夜は、NHKBSで

「とことん石森章太郎~仮面ライダー特集~」http://www.nhk.or.jp/tokoton/index.html

を見ていた。

夜8時から見ていて終わったのは深夜3時……。

最後はウトウトして記憶がないが、約7時間もぶっ続けでテレビを見ていた事になる。
とても面白く堪能したが、7時間はさすがに疲れた。
こんなに長時間テレビを見たのは久しぶりだ。

各シリーズの中から1話(乃至2話)をまるまる放送してくれるので、「仮面ライダー」は子供の頃に夢中になって見ていたからか、すっかりハマってしまった。

……特に、『仮面ライダーV3』の最終回近くに、ライダーマンが東京に向けて発射されたミサイルに乗り込み自爆して死んでしまう衝撃的な回は、当時僕は小学校入学前でストーリーなんて訳のわからんまま見ていたけど、かなりショックだった。その後の再放送とかも見逃していたから、純粋に5才の頃以来、初めて見た。

子供の頃は怖く感じた「仮面ライダーアマゾン」は、今見たらホントに面白かった。

「仮面ライダーストロンガー」の最終回に7人ライダーが勢揃いする話も
純粋に子供の頃以来初めて見たけど、ワクワクドキドキ大興奮だった。勢揃いだなんて!!ゼイタクすぎるぜ!!

  

  

「懐かしい・・・」というより、「遠い昔」に向かって「現在」の僕がタイムトンネルに紛れ込んでいくような、不思議な感覚になった。

  

恥ずかしいのだけれど・・・・

久しぶりに、

ホントに、久しぶりに、

「鏡」に向かって、仮面ライダーの「変身ポーズ」をやってみた

ヘ・ン・シ・ン・・・・トゥォォォォォォォォ~~~~!!!!

38歳のオヤジが鏡の向こうで叫んでた・・・。

「お坊さん」には変身できるようにはなったけど(苦笑)・・・。

子供の頃には、このポーズを決めれば本当に変身可能だ!という「妄想」を抱え、近所の空き地で夕方まで「ごっこ」をやっていたなぁ・・・・。

  

兄貴の子供たちが目を輝かせながら、今、テレビのヒーローものを熱心に見ているようだ。

彼らが大きくなったとき、今見ている内容をどれくらい覚えているのだろうか・・・。

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2008年3月29日 (土曜日)

KONO佳織

ある檀家サン宅の壁に、

『緊急連絡先一覧表』

という紙が貼ってあった。
遠方に住む息子さんの職場とか、娘さんの携帯とか、かかりつけ病院とか、大切な連絡先が分かりやすくズラーッと一覧表になっている。

その一覧表の一番上に、なんと!eye

「住職 090-○◇△▽」

とワタシが書いてある?sweat01sweat01
なぜ?
一番上に?
色んな意味で?(笑)
すぐ連絡とれるため?coldsweats01coldsweats01

視力の悪いワタシ。よ〜〜〜〜〜〜〜く目を凝らしてもう一度見てみるeyeeyeeyeeyeeye

そしたら、

それは、

「住職」

ではなく、

「佳織」(娘サン)

でした…coldsweats02……。

メガネ大丈夫かな?eyeglassshock

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2008年3月28日 (金曜日)

6月にも!!

 
朝刊で発見!
 
 
6月18日(水) 北海道厚生年金会館で開催されるドリームコンサートに、みのや雅彦の名前がありました!
 
行けるかしら?

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2008年3月27日 (木曜日)

慢(まん)

最近の日々の中で、

状況的にしんどく苦しくなると、

「自分なりに頑張っている」

「自分なりに努力している」

「自分なりの歩みを積み重ねている」

というように

「自分なりに」という表現をよく使っているのに気づいた。

  

そして、その「表現」を使いながら、

誰とも代わってもえらない自分の状況を踏まえ、

俺は立ち上がって来たんだ!と思っていた。

   

しかし、

「自分なりに」

という想いで

他者からの意見に耳をふさいだり、

周囲と壁を作って頑なになったり、

しまいには、

「ウヌボレ」という独善に陥ったり・・・。

「事実」を受け容れられなくなっていたり・・・。

  

  

最近の自分を見つめ返すと、

色んな意味で気負い過ぎてきたせいなのか、

「凝って」いる。

まるで「肩凝り」のように、

「自分なりに」という世界に

凝り固まっている。

  

「自分なり」という世界の中で

「見えなくなっている世界」の方が大きいのかもしれない。

いや、大きいのだ。

仏教では、それを「慢(まん)」という。

「自分が」という「思いあがり」を教えている。

   

毎日が思いがけない事の連続だ。

動かしようのない「事実」が

私の「慢」を照らし出し、

私の「正体」を曝いていく。

  

でも、

そうであっても、

これからも僕は、

「慢」を知らされながらも

「自分なりに」という世界で生きていくだろう。

恥ずかしいけれど。

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2008年3月26日 (水曜日)

診断結果(伝言形式で)発表。

   先月から「不整脈」になったりして調子が悪かったので、近所の内科病院の先生の指示で、24時間「心電図計」を胸に貼り付けて様子を見たのが2週間前・・・。

 でも、その後、「診断結果」の知らせが病院から来なかった。 いや、「異常なし」と診断されて結果が来ないのだろう・・・と思っていた。

 

 そして、ついに、昨日、その結果が分かった。

 しかも、風邪で通院しているワタシの母に、先生が、

 「あ、そう言えば、息子さんの心電図の結果だけどね・・・」

 という「ついでに」「伝言」という形で分かったのだった(笑)。

 

 

 それでは

 発表します。(♪ドラムロール・・・・・・)

 

 心電図計による私、KONOの診断結果は・・・・・

  

 異常ありませんでした!!(♪ファンファーレ) 

 

 やった~~~~~shine

 皆さん、ご心配おかけしました。KONO、異常ナシでございます。ありがとうございます、ありがとうございます。KONO、異常ナシとの検査結果でございます。ありがとうございます。明日から、また精進して参ります。ありがとうございます。ありがとうございます。

 

 ・・・じゃ、ちょっと待てよ・・・。

 それなら、この胸の苦しさ、一定しない脈拍は何???

 

 先生からの診断結果(母への伝言)には、その後がありました。

 「まぁ、、、太りすぎだね・・」(♪チャラ~~~リ~~)

  

 そんなぁ~~~~~crying

 た、たしかに、ワタシは太っておりますけれども、心臓を圧迫するほどの巨漢ではございませんpout

 ですから、

 その所見に関しては、私なりに異論・反論が多々ございますけれども、ま、「心電図」は異常ナシとの事ですので、とりあえずは安心させていただきます。ね。gawk

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新聞記事と師匠のラジオから。

 昨日(3月25日付)の北海道新聞の夕刊一面に、

 一昔前には、「友引」に葬儀などはしないと言う事が多かったけど、今は気にしない人が増えた・・・実際に札幌で冬季間限定で「友引」の葬儀を受けつけ、結果、友引でも葬儀をした人が多かった・・・

 という記事。私が、こういうテーマでいつも気になるのは、そもそも「暦」というものの中味が吟味されないままになっていることです。

 この「友引」とか「仏滅」とかは、中国の「小六壬(しょうろくじん)」という日の吉凶を占う暦から発展した「六曜(ろくよう)」に基づいているそうです。暦とは、「支配者」が「時間を支配する」という自身の権威を見せつけたもの。そんな中国の暦は、本来、日本とは関係ないし、しかも、本家の中国では、その「六曜」は現在もう廃れているといいます。

 それでは、なぜ「友引」が気になるのか?それは、読んで字の如く、「死者が友を死へと引っぱっていくから」。だから、その日には葬儀をしちゃいけない・・・、というわけです。

  ジャンケンを想像していただくと分かるのですけど、「友引」も、もともとは、「友人を引っぱる」という意味ではなく、 共に引き合う、つまり、ジャンケンでいうと、「引き分け・あいこ」という意味だったのに、 なぜか、「友を引っぱる」という文字があてられました。

 つまり、そんな「当て字」、「ゴロ合わせ」、根拠のないものに振り回されているに過ぎないのが真実です。

 だから、日そのものに、良し悪しはありません。「仏滅」に生まれる赤ちゃんもいれば、「大安」に死ぬ人もいる。

 だから、「友引」に葬儀という流れは、全然問題ないと僕は思うのです。

 亡き人が教えてくれた「人は生まれた以上、必ず死ななくてはならない真実」をまっすぐに学ぶのが葬儀の大切な意味の一つなのですから。

 ※ただ、仏教学者・ひろさちや先生の本を「立ち読み」(あくまでも立ち読み)したとき書いてあったのですが、 友引が根拠のないことはもちろん分かっているが、それを「気にする人」がいる以上、やはり、その慣例に従わなければならない。結婚式を「仏滅」に挙げても不幸になるのは当事者2人だが、葬儀を「友引」にというのは、本人・遺族だけですまない参列した人にも降りかかる問題だから、慣例に従ったほうが良い、、、という趣旨のことが書いてありました(参考までに)。 ひろ先生ラシイ・・・。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・で、さらに、

 今日(3月26日)のみのや師匠のラジオ「午後もトコトン」の募集テーマも、

 「友引に葬儀??気にしない人は増えたとは言うものの、やっぱり気になる昔からの言い伝え、今もこれだけは守る昔の人の言い伝えを教えてください・・」

 だったのでした!!

 夜中にツメを切ると親の死に目にあえない、、霊柩車とすれ違うと親指を隠す、、妊娠中に葬儀に出るときは腹に「鏡」を入れる、、タンポポの汁をスネに塗ると足が速くなる??などなど・・・・。

 リスナーの皆さんから色んな「言い伝え」が紹介されて、結構面白かったけど・・・。

 僕は、お坊さん=「訳のわからん迷信を吹聴し、支持し、助長する人」というレッテルは貼られたくない。むしろ、迷信によって隠されたり誤魔化されたりしていることを正しく見つめる、そんな自分のココロの構造を確認する、、っていう方向でありたいと思っています。

 

 以上のようにですね、私KONOは、「迷信」に対してつい単純に「批判的」になってしまう傾向があるんですけど、 今日、ラジオのみのや師匠が、「妊娠中に葬儀に出るときは、お腹に鏡を入れる」という言い伝えに対して、

 (そういう言い伝えをしてきた)昔の人は優しいなぁ・・・・」

 とおっしゃったのを聴きながら、またそういう師匠が好きになったのでしたhappy01。人が人を大切に思うからこそ伝わってきた「言い伝え」「迷信」もあるんだなぁ、、と気づかされました。

  

 

 でも、「迷信」の中には、人が人を排除したり、「差別」につながる危険性も孕んでいること、物事をありのままに正しく見る視点を曇らせる内容に繋がる場合もある。例えば・・・・・

 「 うわ!!朝からお坊さんに会っちゃった!!縁起わるぅぅぅぅcoldsweats02

 ・・・もしあなたが、突然、街角ですれ違った見知らぬ人からこんな感じのセリフを浴びせられたらどう思いますか??お坊さん=葬式=死に関わる=縁起悪い!!という図式なのだろうと推察いたしますけど・・・。でも、僕は以上のセリフを言われてもまったく気にしませんけど、でも、これは「差別」です。

  みのや雅彦師匠の、「喜び哀しみ込みで人生を噛み締める」や、「回り道こそ感動への近道」 というメッセージを大切に考えている私は、 もちろん、イヤなこと、辛いこと、都合の悪いことは起こって欲しくない「弱い人間」ではありますが、迷信・慣習で隠されてきたり、誤魔化したりしてきた自分を見つめながら、 どんな「人生の場面」も大事にしたいと思っています。

 結局、自分自身が人生に対してどう向き合うか、っていうテーマなのですから。

  

 もちろん、迷信や言い伝えをどう思うか個人の自由だし、その言い伝えを守り、大切に生きている方もいる。それでうまくいっている関係もあるかもしれない。あるいは、根拠のないって事は言われなくても十分わかっているよ!慣例に従っているだけで、本気で信じちゃいないさ!!という方もいる。 各自の自由でありますし、それぞれの考えです。自分自身が人生に対してどう向き合うか、っていうテーマなのですから。

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