毎日の食事から給与の使い方、性生活にいたるまで、現代の英国人は何でも急いで短時間に済ませる傾向が強く、このような生活ペースの加速化がこのまま続けば、やがて限界に達した時に身も心もぼろぼろになってしまうと警告されていることが伝えられた。
「Virgin Media」が発表した調査結果によると、英国人の3分の1近くが性行為にかける時間は20分以下とし、また全体の20%は夕食の時間が10分以下、17%は月給が支給された最初の週にそれを使ってしまうことが分かったという。
心理学者ハニー・ラングカスター=ジェームズ氏は、このような状況が続くことを懸念。生活ペースを落とし、1日にこなせることには限界があるということを英国人自身が認識しない限り、心身ともに限界に達して「燃え尽き」た状態に陥ってしまうと警鐘を鳴らしている。
同調査ではまた、生活ペースが最も速いのはロンドン市民ではなく、ニューキャッスルを中心とするイングランド北東部の人々であることも判明。この地域では、性行為の時間が10分以下という人が6人に1人、月給をもらった最初の週に給与を使い切ってしまう人は全体の25%に至った一方、も間に余裕をもつ傾向が最も強いのはバーミンガムの人で、性行為には少なくとも45分を費やすほか、ヨークシャー地方の人は最も倹約家で、給与が月末までもつ人は全体の半数であることが報告された。
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