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富士通、システム提供体制を強化−沼津工場に実装ライン
富士通は企業向け情報システムの提供体制を強化する。サーバの動作検証を担当する沼津工場(静岡県沼津市)内に最適なシステム構成を実装する作業ラインを設置、8月をめどに本格稼働させる。従来、顧客先で行っていたシステム構築作業を製品工場で行うことで作業のムダをなくして納期を半減。製品集約から動作確認までの一括量産体制を構築し、構築作業の標準化や品質向上につなげる。
サーバの製品工場内にシステム構築ライン「インフラ工場」を設けるのは、富士通アイソテック(福島県伊達市)の本社工場に次いで2カ所目。沼津工場では、米サン・マイクロシステムズと共同開発したUNIXサーバ「スパークエンタープライズ」の検査ラインの隣にインフラ工場を設置し、試験稼働を始めた。
検査を終えた同サーバなどの製品や部品をインフラ工場に集約し、ラック(筐体)に搭載。
(掲載日 2008年04月04日)