ここから本文エリア

現在位置:asahi.comマイタウン香川> 記事

瀬戸大橋から転落の男性、遺体で発見

2008年04月03日

 瀬戸大橋のうち香川県坂出市の北備讃瀬戸大橋で1日、塗装作業をしようとしていた塗装工坂野健治さん(16)=徳島県鳴門市=が橋げたから約70メートル下の海に転落して行方不明になっていた事故で、坂野さんの遺体が2日午後4時45分ごろ、転落現場から東に約16キロ離れた香川県・直島の南約4・5キロの瀬戸内海で、底引き網漁船により見つかった。坂出署が3日に司法解剖し、詳しい死因を調べる。
 一方、坂出労働基準監督署は2日、坂野さんが勤めていた塗装会社「シンコウ」=徳島県鳴門市=などが、18歳未満の労働者を墜落の危険のある高さ5メートル以上の場所で働かせることを禁じている労働基準法に基づく規則に違反していた疑いもあるとして、調査を始めた。
 今後、なぜ坂野さんが転落したのか原因究明を進めるとともに、一緒に作業していた同僚2人やシンコウ本社の担当者らから、安全対策が十分だったのかについて聞き取り調査をする方針だ。

ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る