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コロッケさんピンチ?物まね禁止法案

2008年04月04日21時11分

 【マニラ=木村文】フィリピン下院の文化コミュニティー委員会は4日までに、文化的・宗教的な差別を防ぐことを目的とした「ものまね禁止法案」を可決した。今後、本会議で協議する。

 法案によると「しゃべり方や言い回しを、その人をおとしめるような形でまねた場合」は罪に問われる。200ペソから6千ペソ(約500〜1万5千円)の罰金または最高6年の禁固刑。「宗教や服装、振る舞いなどだけで、不必要かつ不合理な身体検査をした場合」も罪に問われる可能性がある。

 法案は、フィリピンでは少数派のイスラム教徒や少数民族に対する差別をなくすことが目的。「どんな宗教や文化でも平等に扱われることを保証するため」(提案者のドゥマルパ議員)とされるが、解釈次第では、テレビなどで人気の政治家らの物まね芸にも影響するのでは、と懸念の声も上がっている。

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