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全国のホームレス、1万6018人 1年で2500人減

2008年04月04日20時11分

 公園や河川敷などで生活するホームレスの人数は、昨年と比べ2546人減って1万6018人だったことが、厚生労働省が4日発表した全国調査でわかった。5年前より約9300人減。東京都や大阪府などホームレスが集中する大都市での減少が大きい。ただ、住居を失ってインターネットカフェなどで寝泊まりする人は含まれていない。

 調査は今年1月、全国の市区町村職員らが巡回し、目視で確認した。寝起き場所では都市公園と河川敷がそれぞれ約3割で、他は道路が15%、駅舎が4%だった。

 都道府県別では大阪が最多で4333人(前年比578人減)、次いで東京が3796人(894人減)。前年より増えたのは沖縄200人(33人増)、愛媛40人(15人増)など14県だった。

 厚労省は総数が減少した理由について、「雇用状況の改善や自治体の自立支援策の定着が考えられる」という。

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