国土交通省は、道路整備の必要性をＰＲするミュージカルの費用として、３年間で５億円余りを支出していたことを国会で指摘され、道路関連の広報費の内容について調査を進めてきました。その結果、平成１８年度の広報費９６億円のうち、ミュージカルやシンポジウムなど、道路と直接の関係がないと思われる支出が２９億円と、全体のおよそ３０％に上ることがわかりました。国土交通省では、このうちミュージカルなどに支出された４億円については、効果が見込めないとして取りやめるとともに、シンポジウムなどに支出された２５億円についても、道路の広報との関連性を調べ、その結果によって見直していく考えです。さらに、道路事業に直接関係する広報の支出についても、例えばインターネットのホームページを作成する費用などを削減し、今年度の道路関連の広報費を平成１８年度に比べて半分に減らす方針です。