http://d.hatena.ne.jp/takopons/20080404/1207256421
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/takopons/20080404/1207256421
こういうのを見ると、ふとはてなーは日本社会でうまくやっていけているのだろうかと不安になる。
日本では赤の他人の会話にいきなり割り込んで、会話の内容に対して議論・反論するということが常態として行われているのだろうか? ブログの始まったアメリカではわりとそういうことは頻繁に起こるので、トラックバックというシステムもその延長で理解できる。でも日本では(少なくともそこに住んでいた数年前までは)議論はおろかいきなり他人に話しかけることも(大阪などの一部を除き)はばかられるという雰囲気があったと思う。日本のブログ界隈でそれほどトラックバックなどを通じた議論が起きないのはやはりその延長で理解できると思っていたのだけど、どうもはてなーだけは例外のように見える。つまり、彼らはネット上では社会での慣習とは独立した形で自由な議論・反論が出来ると思っていて、更に全ての人がリンクフリー・トラックバックフリーなどを当然と考えるべきだ(なぜならそういうシステムだからな!)と思っている節があるように思う。
自由な議論が行えるというのは素晴らしいことだと思うし、今まさにその恩恵にあずかっている身ではある。でもブログも人が書いているものである以上、その人が属する社会の文化・慣習と独立ではいられない。もしあなたが街で変な会話をしている知らないお兄ちゃん達を見かけたとして、彼らの会話に対して反論するために割り込んでいくことを自然なことだと思っていないのなら(更にいうと割り込むことがあなただけでなく全ての人にとって自然なことだという常識をもっていないのなら)、Webだからと言っていきなりその垣根が取り払われると思うのはあまりにもナイーブなのではないか。そしてなぜかそういうナイーブな人ははてなに集中しているように思う。(他のブログシステムにいる人達はだいたい私が知っている日本社会の日本人に近い)
もしかしてはてなーはほとんど大阪人? (←一応ここでは褒め言葉)
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追記
はてブコメント・TB感謝です。いくつか勉強になりました。これではてなーの仲間入りができたかな? なぜか大阪のみなさんのプンスカ!を多く誘発したようなのが残念。褒めたはずなのに・・・。
2008年04月04日 takopons 減給されているぞ, trackback 匿名さんがはてなーの社会生活を心配する。( ;∀;)イイハナシダナー/ナイーブってどういう意味だろう?ナーバス?/この記事も関係すると思うので→d:id:takopons:20080403:1207207347←貼っておきます。
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2008年04月04日 feather_angel 臨機応変。どこに行っても礼儀わきまえろ!ってうるさく言う方がナイーブなんじゃ?/ナイーブ?と思って意味調べてすぐ出てきたの「純真なさま。また物事に感じやすい様。素朴」この増田はどんな意味で使ってる?
ナイーブというのはここでは純真とか素朴という意味。ある割合のはてなーは、Web・ブログという自由な議論や意見交換を行うのに適したツールを手にして、これで本当に自由な議論や意見交換を行うことが良いことなのだ、と純粋に信じている(ように見える)。これまでも何度かそういう信念を持たない人たちとの衝突が(d:id:takoponsさんのブログを含め)あったのに、それでもなお議論の自由を守るため、いわゆるトラックバックフリー、リンクフリーを頑なに主張する。この原理主義的とも言える純真さ。Webの成り立ちを支える信念と同化し、それを理解しない愚民共を嘲りののしるこの素朴さ。
もうそろそろはてな村の外には日本村があり、そこの住民は自分達とは違う信念や楽しみを持っていること、そこではアメリカ村で作られた慣習がうまく受け入れられないこともある、と気づいてもいいのではないだろうか。いや気づいていないことはないだろうけど、それではなぜこう何度も言及するのだろう? (もしかして今回のはプンスカ!のキャッチーさに惹かれただけなのだろうか?)
あと「システムがこうなっているから」という理由で別の考え方や感情を否定したりするのは全くの思考停止に思える。
無理。でも全く関係がないとするのも無理があるように思う。日本で(基本的には書きっぱなしの)テキストサイトやweb日記が生まれ、アメリカで(相互作用を是とする)ブログが生まれたことには、それぞれの国での文化や見知らぬ他人に対するオープンさ、フレンドリーさの違いが影響している面はあると思う。(ただし根拠はなし)
2008年04月04日 Lhankor_Mhy なんつーかこー ここは日本じゃねーよ、はてな村だ。/じゃあ、欧米人は日本社会ではうまく適応できないとでもいうつもりか。まさか。はてなーもペルソナの使い分けぐらいしてるって。
良かった、かわいそうなはてなーはいなかったんだ・・・。
これも仮説だけど、ペルソナの使い分けが出来る人はトラックバック・リンクに文句を言わず、文句を言う人はペルソナの使い分けをしない人(の一部)というような傾向はないだろうか。
しかしこういう形式で話をするのに増田はあまり適していないかも。まだはてなーとしての修行が足りないようだ。
システムがこうなっているのだからユーザーはそれに合わせるべきだ、とかいうダメなシステム屋みたいな考え方の人が多い?
システムはユーザに合わせて作りこむべき、って考え方は日本のSI業界全体が駄目な理由の一つじゃない?
いちいち大阪を引き合いに出すのはやめてください!
ネットと現実空間とでほぼ同一の慣習が成立していると考えるのは無理じゃない?
ルールを守れば何をやってもいいんでしょ?ってのと同じものを感じるよな。 いや俺はルールさえ守っていれば他人が口を出すべきではない、とは思ってるけど。 ただ自制とか自省って...
21世紀はグローバリズムでなければならないのでそういった処置はベストなんだけどな。