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児童性犯罪:韓国では半分が再犯(上)

 京畿道高陽市一山で起こった小学生に対するマンションでの拉致未遂事件を起こしたイ某容疑者(41)は、未成年者常習強姦(ごうかん)で10年間服役した。当時の判決文には次のように記載されている。「ソウル市江南区のあるマンション2階の非常階段で、9歳の小学生の女の子に対してナイフを突きつけ、“言うことを聞かなければ殺す”と脅迫した。それから女の子を屋上に連れて行き強姦した」

 当時イ容疑者は、「自分を横目で見るな」と言いながら、「おじさんのことを知っているのか」と問いただし、そのたびに「知らない」と言わせた。イ容疑者は女の子の髪を切り顔を殴った。そのわずか1時間前には、同じマンションのエレベーターで8歳の女の子をナイフで脅迫し、みだらな行為を行った。

 判決文にはイ容疑者が同じ手法で3人の女の子に犯行を行った事実も記載されている。被害者は5歳から9歳の女の子で、犯行現場はマンションのエレベーターや階段だった。イ容疑者は逮捕されて裁判を受ける際にも潔白を主張し、被害者との直接の面会を要求したりもした。

 出所から2年でイ容疑者は、12年前の犯行をそのまま繰り返した。一時は「強姦の意図はなかった」と主張していたが、今回10歳の女の子に何をしようとしていたのか、その過去が物語っている。

李吉星(イ・ギルソン)記者

キム・ジンミョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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