2008年 4月 3日
こんぴら歌舞伎の舞台稽古
讃岐路の春の風物詩こんぴら歌舞伎大芝居がいよいよ、5日幕をあけます。3日は金丸座で舞台稽古が行われました。今回の目玉は市川海老蔵さんが市川家のお家芸で歌舞伎十八番の一つ、「暫」を金丸座で初めて上演することです。本番と同じメークと衣装で稽古に臨む海老蔵さん、撮影のために訪れた写真家の篠山紀信さんが見守る中、細かいところをチェックしながら稽古を進めていきます。次第に熱を帯びてくる稽古姿に座頭としてこんぴら歌舞伎にかける思いが伝わってきます。4日は、海老蔵さんなどが人力車に乗って琴平の町を練り歩く、恒例の「お練り」が行われ、町は華やかなムードに包まれます。第24回四国こんぴら歌舞伎大芝居は5日から今月23日まで開かれます。

倉敷チボリ公園の入園者数が過去最低
倉敷市の倉敷チボリ公園の昨年度の入園者数が80万人を下回り、過去最低を記録していたことがわかりました。公園を運営するチボリ・ジャパン社が3日、発表したものです。倉敷チボリ公園の去年4月から先月末までの1年間の入園者数は75万2538人で、開園以来最低だった2006年度を、更に6万7065人下回りました。これは、最も多かったオープン初年度の3割以下の水準です。上半期は42万4138人と前年並みの水準を維持したものの、去年9月に岡山県が「公園の事業主体から外れる」と表明して以降、大口の団体客が減少するなど下半期は前年の85パーセントの水準にとどまりました。チボリ公園を巡っては、先月開かれたチボリ・ジャパン社の取締役会で、現体制での運営は今年12月末までと確認されています。

岡山県が限界集落対策の推進本部
人口が減り、共同生活が困難になる「限界集落」の活性化などに取り組む推進本部が岡山県に設置され、3日、初めての会合が開かれました。岡山県中山間地域活性化推進本部は中山間地域の活性化に県庁全体で取り組もうと設置されたものです。初会合には石井知事や各部の部長など約20人が出席しました。岡山県では中山間地域の活性化を今年度の最重要課題の1つと位置づけ10億円の予算を計上しています。会合では過疎が進んでいる笠岡市の真鍋島など県内9つの地域で現地調査を実施し、必要な対策を検討するなど今年度に行う、具体的な取り組みが報告されました。岡山県がおととし行った調査では県内にある集落のうち限界集落の割合が全体の17lを占めていて、中国地方で最も高い割合となっています。

フラミンゴが桜のトンネルを行進
岡山市の池田動物園で、フラミンゴが桜のトンネルを行進しました。リズミカルな音楽にのって登場したのは桜と同じピンク色のフラミンゴ、5羽です。その可愛らしい鳴き声からピーちゃんと呼ばれています。池田動物園に植えられている約100本の桜は3日で七分咲きとなり、ピーちゃんたちは元気に桜のトンネルを行進していきました。途中、桜の木の下で一休み。早速、子供たちがピーちゃんにふれてみたり、記念撮影をしたりして楽しんでいました。池田動物園によりますと桜は今週末に満開になりそうだということです。ピーちゃんとふれ合える桜のトンネルの散歩は今月6日まで毎日行われる予定です。

天満屋岡山店で日本の職人展
全国各地の工芸品を一堂に集めた「日本の職人展」が岡山市のデパートで開かれています。会場の岡山市の天満屋岡山店では北は秋田から南は鹿児島まで全国各地から集まった45店が軒を連ねています。各ブースでは普段はなかなか見ることができない巧の技を間近で見ることができます。こちらは福岡の手作り竹細工です。環境に配慮して箸を持ち歩く人が増えていることから、購入した人には無料で名前を入れるサービスも用意されています。また、万華鏡のコーナーにはさまざまな模様が楽しめる万華鏡が用意されていて、中をのぞくと不思議な世界が広がります。この「日本の職人展」は今月6日まで岡山市の天満屋岡山店で開かれています。

瀬戸大橋から転落、少年の死因判明
1日、坂出市与島町の北備讃瀬戸大橋から塗装作業中の少年が約70メートル下の海に転落し死亡した事故の続報です。司法解剖の結果、亡くなった徳島県鳴門市の塗装工、坂野健治さん16歳の死因は海面に体を強く打ち付けた事による出血死と分かりました。この事故で坂野さんは橋の管理用通路から作業用のゴンドラに降りる際に転落したと見られていて、坂出労働基準監督署が現場の安全管理に問題は無かったのか調査しています。

岡山市で古墳を焼く火事
3日午後4時過ぎ岡山市北方にある岡山市管理の国指定史跡神宮寺山古墳で火事がありました。火は約10分後に消し止められましたが、岡山市消防局によりますと古墳の南斜面の木など約250平方bを焼きました。この火事によるけが人はいませんでした。火事のあった現場はJR岡山駅の北約2キロの住宅地の一角で、古墳の上には神社がありますが、建物への被害はありませんでした。

高松市天然記念物のソメイヨシノ
樹齢80年以上で高松市の天然記念物に指定されている、ソメイヨシノが市の水道施設で見ごろを迎えています。このソメイヨシノは高松市の水道施設、西方寺配水池の敷地に8本が植えられていて現在、8分咲きとなっています。配水池が建設された大正時代に植えられたとみられていて樹齢80年以上、枝張りは12メートルに及びます。いまだ木の勢いは衰えておらず、雄大なたたずまいから学術的にも価値が高いとして今月1日には高松市の天然記念物に指定されました。ソメイヨシノの寿命は50年から60年と見られていますが高松市では枝や土の管理を行って樹齢100年以上を目指すと言うことです。西方寺配水池は通常は立ち入り禁止となっていますが、今月5日と6日の2日間、一般に開放すると言うことです。

笠岡市で路線バスとバイク衝突、1人死亡
2日、笠岡市の市道で路線バスとバイクが衝突する事故があり、バイクを運転していた79歳の男性が死亡しました。2日、午後4時40分ごろ笠岡市中央町の市道交差点でJR笠岡駅発・井原駅行きの井笠鉄道の路線バスとバイクが出合い頭に衝突しました。この事故でバイクに乗っていた笠岡市有田の無職・松浦隆さん(79)が頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡しました。事故当時、バスには乗客6人が乗っていましたがケガをした人はいませんでした。現場はJR笠岡駅前にある見通しの良い交差点で、バイクの進行方向には押しボタン式の歩行者用の信号機がありました。警察がバスの運転手から事情を聞いて事故の原因を調べています。